Press Information

機械・鉄構事業関連グループ会社を再編・統合
横浜、神戸両地区で集約

発行 第 4847号
Print

 三菱重工業は10月1日付で、機械・鉄構事業関連のグループ会社を再編・統合する。事業部制を新たに導入する当社機械・鉄構事業本部の機構改革に伴う措置で、具体的には、横浜地区の三菱重工環境エンジニアリング株式会社(MJK)と菱和エンジニアリング株式会社(REC)を統合するほか、神戸地区のグループ5社の機械・鉄構部門を1社に集約・統合する。グループ全体の経営効率化と事業強化を推進するのが狙いで、これにより、中長期の環境変化に迅速に対応しつつ、事業拡大と収益基盤の安定化をはかっていく。

 横浜地区では、当社グループ会社であるMJK(水処理装置・集塵装置等を除く)とRECを合併して「三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社」を発足させる。両社が保有するエンジニアリングリソースを集約して、当社環境・化学プラント事業部(10月1日付発足)と連携。廃棄物処理装置、石油・化学プラント、排煙脱硫装置、CO2回収装置などの分野における、EPC(設計・調達・建設)、アフターサービス、保守・運転などを幅広く手掛けていく。
 横浜市に本社を置き、資本金は10億円(当社100%出資)。従業員数は約600人で、社長には木村和明(現MJK社長)が就任する。

 神戸地区では、当社グループ会社5社の機械・鉄構部門を集約・統合して「三菱重工メカトロシステムズ株式会社」を発足させる。水処理装置などを手掛ける株式会社神菱ハイテック(HTC)を承継・存続会社とし、三菱重工地中建機株式会社と神菱技術サービスエンジニアリング株式会社を合併、MJKの水処理装置・集塵装置等と、西菱エンジニアリング株式会社の機械・鉄構部門を会社分割により承継して発足する。主な事業製品は、水処理・集塵装置、料金収受機械、地中建機、試験・検査装置。設計エンジニアリング業務を複数社に並列発注している現状を改め、管理・営業・エンジニアリング機能を集約してリソースの効率的運用をはかる。
 神戸市に本社を置き、資本金は5億円(当社100%出資)。従業員は約500人で、社長には野坂敬(現HTC社長)が就任する。

 当社は10月1日付で、機械・鉄構事業本部に事業部制を新たに導入し、「環境・化学プラント」(横浜)、「交通・先端機器」(三原/神戸)、「機械」(広島)の3事業部を設ける。今回のグループ会社再編はこの機構改革に伴うもので、三菱重工環境・化学エンジニアリング(株)は環境・化学プラント事業部と、三菱重工メカトロシステムズ(株)は交通・先端機器事業部とそれぞれ連携して、経営効率化と事業強化をはかっていく。

 


mission_net_zero

三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

詳しくは: