Press Information

米現法MCFA、北米市場で独ユングハインリッヒ社の屋内物流機器を独占販売

Print

 三菱重工業の米国子会社Mitsubishi Caterpillar Forklift America Inc.(MCFA、本社テキサス州ヒューストン)は、ドイツの物流機器メーカーJungheinrich AG(ユングハインリッヒ社:JH、本社ハンブルグ)と、北米市場における屋内物流機器の製造・販売で協業契約を締結した。MCFAはJHが北米で展開する全製品について独占販売権を獲得。一部JHが開発する製品をMCFAが製造する。北米市場で屋内物流機器の品揃え拡充を目指すMCFAと、MCFAの販売網活用により同市場での事業拡大を目指すJHの利害が一致したもので、2010年からスタートし、期間は10年。

 協業は米国、カナダおよびメキシコを対象エリアとする。JHは従来MCFA向けにウォーキー、エンドライダー、スタッカー等の製品をOEM(相手先ブランド)供給してきたが、今回の協業では従来の製品ラインアップに加え、3輪電動式カウンターバランス式フォークリフト等もMCFA販売網で販売することとなる。また、エンドライダー等はJHが開発し、MCFAが製造・販売していく。

 協業契約に基づき、JHの北米市場における現行の販売・サービス活動は、MCFAが2010年から引き継ぐ。また、JHはヒューストンに設計拠点「ヒューストン・デザイン・センター(HDC)」を設立し、北米市場向けの新しい屋内物流機器の製品開発を行う。HDCの設計要員は全員JHの従業員で構成する。

 JHはフォークリフトや倉庫システムなどを幅広く手掛ける屋内物流機器の世界的メーカー。北米では米国ヴァージニア州リッチモンドに営業・サービス拠点を構えている。
 MCFAは1992年の設立で、フォークリフトをはじめとする物流機器を、三菱とCATの2ブランドで現地生産。米国、メキシコ、カナダおよび南米諸国に販売している。

Tags: 物流・運搬,北米,I&Iドメイン
mission_net_zero

三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

詳しくは: