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業界トップの省エネ性を実現

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 三菱重工業は、業界トップの省エネ性を実現した高効率ガスヒートポンプエアコン「GHP1型」シリーズを12月初旬に発売する。新型の圧縮機と熱交換器を導入して基本性能を大幅にアップ、グリーン購入法(2008年度)への適合を全機種で達成したもので、大型店舗、学校、病院、中・小ビルなどの業務用途に広範な需要を見込み、積極的な拡販を展開していく。

 新シリーズは、室外機のフルモデルチェンジにより業界トップの高APF(期間成績係数)2.2(355形)を達成したのが特長で、ガス消費量を2000年販売機種比約60%低減。また、室外機の小型・軽量化により、16~25馬力機で20%超の省スペース化、16馬力で約33%の軽量化を実現した。さらに高静圧ファンモーターを採用し、ベランダなど上方狭地への設置性を大きく向上させている。
 ラインナップは22.5~71.0kWの6タイプ。使用ガスはLPGと都市ガス(13A)の2種類で、塩害仕様や寒冷地仕様、ハイパワーなど5つのバリエーションを持つ。
 室外機2台を組み合わせることのできる「組合せマルチ」を投入し、機種バリエーションの充実をはかったのも今回のポイント。具体的には、組合せ専用の室外機3機種(16、20、25馬力)を用意し、それぞれを組み合わせることで6種類の組合せバリエーション(32、36、40、41、45、50馬力)を実現した。
 室内ユニットのラインナップも豊富で、最大接続台数63台。室外機能力の最大160%の室内機を接続することができ、業界トップクラスの設計自由度を誇る。これらにより、空調負荷に応じた最適な運転を可能として、高い省エネ性を実現した。

 このほか、室外機のリニューアルに際しては、既設配管を洗浄することなくそのまま再利用でき、施工費の低減と工期の短縮が可能。また、組合せマルチでは、各室外ユニットの運転時間に応じてローテーション運転を行うため長寿命化を実現でき、室外機のメンテナンス間隔も長くすることができる。

 ガスヒートポンプエアコンは、ガスエンジンで圧縮機を駆動させ、ヒートポンプ方式で空調するシステム。ガスの高効率使用と電力の低消費を実現してランニングコストを削減、電力需要の平準化などにも貢献する。
 今回のGHP1型は、省エネ性と高効率で好評を博した「ECO8」の機能にさらに磨きをかけた後継シリーズで、当社はこの投入を機に、更新需要が高まる空調機市場で一層活発な営業を行っていく。

 GHP1型 16馬力 GHP1型 20馬力

【GHP1型 16馬力】                【GHP1型 20馬力】

 

 

担当窓口:冷熱事業本部
       三菱重工空調システム株式会社

 

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