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ハイパーマルチLXシリーズに新たに寒冷地専用機3機種をラインナップ
低外気温時の暖房能力や暖房立ち上がり性能に優れる

発行 第 4880号
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 三菱重工業は、好評のビル空調用インバーターマルチエアコン「ハイパーマルチLX」シリーズに、新たに寒冷地専用機「暖ガンHyper Multi」を加え、12月から受注を開始する。ハイパーマルチLXが達成した業界最高水準の高COP(成績係数)やトップレベルのコンパクト設計を継承しつつ寒冷地向け仕様に仕上げた高性能機で、低外気温時の暖房能力や暖房立ち上がり性能に優れるほか、デフロスト(除霜)性能でも威力を発揮する。

 今回投入の寒冷地専用機は6馬力(FDCKP1603HLXYA)、8馬力(FDCKP2243HLXYA)、10馬力(FDCKP2803HLXYA)の3機種。このうち、8馬力と10馬力は、独自の3Dスクロールコンプレッサーの搭載による大容量化と熱交換器の最適化によって高性能化を実現。また、6馬力においても標準機に対し、コンプレッサーの大容量化や熱交換器の大型化などをはかることで低外気温時の暖房能力アップを実現した。そのほか、3機種とも、ドレン水が凍結して自然排水を詰まらせることを防止するなど、きめ細かな設計が施されている。

 インバーターマルチエアコンとして高い基本性能を備えているのも特長。3Dスクロールコンプレッサーの搭載(8、10馬力)や横吹き室外ユニットの採用などにより据付け面積を大きく削減するコンパクト化を実現。また、同コンプレッサーは、周(横)方向だけでなく、軸(高さ)方向にも圧縮することから、寒冷地で発生しやすい高圧縮比運転において高効率な運転を可能とした。

 ヒートポンプ暖房は省エネ性や環境保全の面で優れている。市場で高い評価を得ているハイパーマルチLXのラインナップに今回新たに寒冷地専用機を加えたことを機に、北海道、東北、北陸地域などを含め、大規模ビルから中小ビルまでの幅広い対象に向け、さらに積極的な営業を展開していく。
 来年2月16日より東京ビッグサイトで開催される「HVAC&R JAPAN2010 冷凍・空調・暖房展」で、三菱重工ブースに同機を展示し、来場者にPRする。

 

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