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三菱重工業は、独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC、理事長:河野 博文氏)から、海洋資源調査船を受注した。日本周辺海域に存在する海洋資源の探査、開発を加速するためのもので、大型掘削装置など各種調査機器を搭載し、海底熱水鉱床、コバルト・リッチ・クラスト鉱床などの海底鉱物資源や、メタンハイドレートなどエネルギー資源の調査に対応する。同船は当社下関造船所で今夏に起工予定で、引き渡しは2012年1月の予定。
同船は高精度な定点保持機能と船から出る水中放射雑音の低減を両立させるため、複数のバウスラスター※1と大直径・低速回転型ハイスキュープロペラ※2を使った全旋回式推進器を採用。船体中央部には開口部(ムーンプール)を設置し、調査機器を安全かつ効率的に操作することを可能とする。
また、推進性能が高い船型と電気推進システムを採用し、燃料消費およびCO2やNOxなどの排出を最小限に抑制。国際機関の基準をクリアした廃油処理・焼却装置などを搭載するとともに、一般排水対策など※3の国際条約を先取りし、地球環境保全と調査活動を両立する。
調査機器では、海底着座型と船上設置型の2種類の掘削装置を搭載し、海底熱水鉱床が形成する急峻な地形での調査やメタンハイドレートが存在する大水深部での調査が可能。また、各種調査機器による海底調査にも対応できる。
同船は、JOGMECが現有する深海底鉱物資源探査専用船「第2白嶺丸」の後継船として、2008年に閣議決定された国の「海洋基本計画」に基づき建造することになった。
※1= 船首下部に設置した推進器で、操船性が向上する。
※2= 翼の後退角が大きいプロペラで、翼を回転させた際に発生する気泡を減少させられる。
※3= 一般排水対策、バラスト水管理、シップリサイクルの国際条約に対応する。
また、推進性能が高い船型と電気推進システムを採用し、燃料消費およびCO2やNOxなどの排出を最小限に抑制。国際機関の基準をクリアした廃油処理・焼却装置などを搭載するとともに、一般排水対策など※3の国際条約を先取りし、地球環境保全と調査活動を両立する。
調査機器では、海底着座型と船上設置型の2種類の掘削装置を搭載し、海底熱水鉱床が形成する急峻な地形での調査やメタンハイドレートが存在する大水深部での調査が可能。また、各種調査機器による海底調査にも対応できる。
同船は、JOGMECが現有する深海底鉱物資源探査専用船「第2白嶺丸」の後継船として、2008年に閣議決定された国の「海洋基本計画」に基づき建造することになった。
※1= 船首下部に設置した推進器で、操船性が向上する。
※2= 翼の後退角が大きいプロペラで、翼を回転させた際に発生する気泡を減少させられる。
※3= 一般排水対策、バラスト水管理、シップリサイクルの国際条約に対応する。
■海洋資源調査船の主要目
全 長 | 118.3m |
全 幅 | 19.0m |
深 さ | 9.2m |
総 ト ン 数 | 約6,100トン |
航 海 速 力 | 15.5ノット |
航 続 距 離 | 約9,000海里 |
最大搭載人員 | 70人(乗組員34人、調査員等36人) |
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