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中国に地域統括会社「三菱重工業(中国)有限公司」を設立

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 三菱重工業は、中国・北京に地域統括会社「三菱重工業(中国)有限公司」(略称:MHIC)を設立した。成長を続ける中国で、総合力発揮の仕組みを構築して新たな商機の獲得を目指す。併せて、コーポレート機能を充実させ、当社グループ会社への経営支援とガバナンスの強化をはかり、地域での事業基盤をより強固なものとする。

 MHICの資本金は3,100万ドルで、当社が全額を出資。総経理(社長)には当社中国総代表の湯浅健二が就任した。2月には上海分公司(上海支店)も開設。合わせて14人でスタートする。

 MHICは中央省庁や大手国有企業の意思決定機関が集中する首都北京に本社を置き、組織を横断する全社的な取り組みを強化する。エネルギー・環境事業統括戦略室などの当社関連部署と連携しながら、中国全土の情報を効果的に収集し、総合力を活かしたビジネスモデルを提供して、都市開発や省エネ・環境対応など、大型プロジェクト案件を開拓する。今後は、より高い経済成長が見込まれる中国内陸部(中西部)においても、複数のMHIC連絡事務所を設置していく計画で、沿岸部から内陸部にわたる独自の情報ネットワークを構築し、現地情報を素早く捕捉する体制を整える。

 一方、上海支店は経理・法務・資材などのコーポレート機能を主体に設立。華東・華南地区をはじめ各地の当社グループ会社に、コーポレートサービスを提供するほか、法務・税務・金融など中国特有の課題に関する情報の提供、サプライチェーン構築、新会社設立支援を手掛けていく。また、将来的には資金の一元的な管理をはかっていくなど、経営サポートを通じて各グループ会社の事業拡大に貢献するとともに、ガバナンスを強化して、グループ全体の健全性確保にも取り組む。

 当社は1980年代から中国市場への本格的な参入を開始した。今回、中国地域統括会社MHICを設立したことにより、地域内でのプレゼンスをより向上させ、今後も高い経済成長が期待される同国において、社業を通じて豊かな社会生活の実現に貢献していく。 担当窓口:海外戦略本部

 


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