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アンテナ分離型DSRC車載器「MOBE-1000」を新発売
「スポット通信サービス(DSRCサービス)」に対応

発行 第 4912号
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 三菱重工業は、従来のETC車載器が持つ高速道路料金支払い機能に加え、DSRC(専用狭域通信)※1により、多彩な交通関連情報が利用できる「スポット通信サービス(DSRCサービス)」※2に対応したDSRC車載器「MOBE-1000」を開発、31日に発売する。カーナビゲーションなどと組み合わせることで、次世代ITS(高度道路交通システム)に適合した安全・快適で効率的な運転をサポートする。価格は3万円(税込み)。

 MOBE-1000は、本体部とアンテナ部が分離しており、本体部は当社のETC車載器MOBEシリーズで定評のある洗練されたスタイルを踏襲している。アンテナ部はETCカードの挿入状態を照明で知らせるLEDを内蔵。また、アタッチメントなしにフロントガラスやダッシュボード上に取り付けができるなど、高い利便性を確保している。当社がこれまで培った高い技術力と信頼性に、先進性を加えたモデルに仕上げた。

 DSRC車載器は、高速道路などに設置されたDSRCの路側設備を通じて、道路交通情報や安全運転支援情報を受信。カーナビ画面と音声で、「この先渋滞、追突注意」、「左から合流車、注意」といった前方障害物情報や合流支援情報をはじめ、さまざまな情報でドライビングを支援する。

 DSRC車載器は、次世代ITSの中心となるものであり、官民一体となって普及促進が進められている。スポット通信サービスはその活用例の一つで、将来は有料駐車場等におけるICクレジットカードによる料金決済サービスなどへの展開も期待されている。
 当社はこれまでのETC車載器および路側設備開発・納入の実績を生かし、昨年の「ITS-Safety 2010」※3や「東京モーターショー 2009」など各種イベントにも参加し、さまざまなかたちで、ITSの普及に努めてきた。今回のDSRC車載器発売を機に、道路交通社会のさらなる安全性向上と、渋滞緩和などによる快適な道路環境の実現に貢献していく。

※1  路側設備と車載器を用いて5.8GHz帯を利用した双方向の無線通信。既存のETCに比べ4倍の速さで、リアルタイムかつ大容量
       の通信が可能。
※2  DSRCを用いて、高速道路における安全性向上を目的に道路交通情報(渋滞・合流・事故等)を画像・音声により提供するサービス。
       詳細は国土交通省ホームページ http://www.mlit.go.jp/road/ITS/j-html/ で。
※3  2010年度からの安全運転支援システム実用化を目標に、官民合同で結成したITS推進協議会が主体 となり、ITSを推進する関係団体、
       企業が参加し、大規模な実証実験をはじめ、さまざまな啓発活動が行われている。

MOBE1000の基本仕様

製品名

MOBE1000

タイプ

アンテナ分離型

外形寸法

本体:幅80×奥行122×高さ18mm

アンテナ:幅30×奥行30×高さ12mm

アンテナケーブル:3,500mm

入力電圧

DC 12V24V

使用温度範囲

30℃~+85

カードホルダー

カード全収納(イジェクトタイプ)

アンテナ仕様

LED内蔵/車内設置タイプ (アタッチメント不要)

ブザー通知機能

あり

カード抜き忘れ警告機能

あり

本体色

ブラック

発話ユニット(今秋発売予定)により、音声情報を利用できる。対応するカーナビゲーション機器についての情報など、詳細は当社ホームページETC車載器のコーナーhttp://www.mhi.co.jp/etc/index.htmlで。

 

 

 

 

製品ページ

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