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三菱重工コンプレッサが営業を開始

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 三菱重工業のコンプレッサ事業を担う専業会社「三菱重工コンプレッサ株式会社」が1日発足、営業を開始した。当社機械事業部のコンプレッサ事業と、同事業のアフターサービスを担当してきたエム・エイチ・アイ・ターボテクノ株式会社(MTT)を統合してスタートした当社100%出資会社で、これにより、競争激化が予想されるグローバル市場で勝ち残る俊敏で強靭な事業体制を確立して機動的な事業展開を加速する。

 新会社は、当社のコンプレッサ事業を会社分割により当社100%出資子会社のMTTに承継させて発足、商号を変更して営業を開始した。資本金は40億円。実質的な本社機能を含む事業拠点を広島県広島市西区に構え、コンプレッサ製品の営業・設計・調達・エンジニアリングからアフターサービスまでを手掛ける。発足時の従業員数は約270人。社長にはMTT社長の大崎裕章が就任した。なお、製造・組立はこれまで通り当社機械事業部が担当する。

 コンプレッサ市場は、エチレン、肥料、メタノールなどの化学分野向けも、ガス処理、LNG、環境などの資源・エネルギー分野向けも、ともに中長期的には拡大基調にあるが、市場の競争は激しさを増しつつあり、コンプレッサメーカーの再編淘汰が加速すると予想されている。そのため、当社がグローバル市場の一層の開拓を推し進めるには、競合他社に対抗できる専業組織の早期の立ち上げが急務と判断、今回の新会社発足となった。

 当社のコンプレッサ事業の売上高は現在約500億円。2000年の広島製作所(現 機械事業部)への事業集約を梃に業容拡大を進め、化学分野向けではトップクラスのシェアを占める。しかし、その一方で、資源・エネルギー分野ではなお開拓の余地を残しており、その伸長が課題となっている。今回の新会社の発足は、そのような状況の打破を目指すのが狙いで、今後、オイル&ガスメジャーなどへの営業強化や、拡大する新興市場へのエキスパートの投入などにより、新規市場の開拓や海外拠点の強化・拡充などを強力に推し進めて、更なる事業拡大を目指していく。

 当社は新会社と密接に連携し、その事業展開を技術・営業両面で全面的に支援していく。

新会社の概要

商号

三菱重工コンプレッサ株式会社

事業内容

1)コンプレッサ、駆動タービン、増減速機及びその関連機械装置
   並びにその制御システムに関する設計・製作・販売及び
   エンジニアリング業務


2)上記製品に関わる機械設備のコンサルタント及び付帯関連事業

本店所在地

東京都港区港南二丁目165

代表者

大崎裕章

資本金

4,000百万円

従業員数

270


 


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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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