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京都市は、環境モデル都市として低炭素社会を目指し、「歩くまち・京都」の実現と、電気自動車(EV)等、次世代自動車への転換、普及を進めています。
このような中、京都市が平成22年度国土交通省「環境対応車を活用したまちづくりに関する実証実験」に選定され、平成23年2月に京都市(市長:門川大作)と三菱重工業株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:大宮英明)が共同して、EVバス運行に関する実証実験を行います。
また、これを契機に、三菱重工業株式会社は、EV及び環境にやさしい車利用の普及促進を目的として、京都市と企業が連携して取り組む「次世代EV京都プロジェクト」の趣旨に賛同し、本日、同プロジェクトの協定調印を行います。
なお、三菱重工業株式会社が、こうした協定を自治体と締結するのは、初めてのことです。
記
1 EVバス運行に関する実証実験
平成22年度国土交通省「環境対応車を活用したまちづくりに関する実証実験」に選定された事業を三菱重工業株式会社と京都市が共同で
実施します。(別紙1及び2参照)
(1)内容
三菱重工業株式会社が製作したEVバス1台を京都市交通局が循環路線を運行し、公募モニターに既存のバス停で乗降いただくなど、
営業運転に近い条件で実証実験を行い、道路の混雑状況等による走行可能時間、充電の必要間隔、乗客の乗心地等、EVバスの走行性能
や機能性を調査するものです。
また、自転車、バイク、歩行者等への影響等、EVバス運行上の課題について調査します。
(2)運行時期
平成23年2月に運行します。
※ このうち1~2週間は公募モニターにご乗車いただきます。
(3)運行路線
京都市役所前広場にEVバス用の急速充電設備を設置し、京都市役所を起終点とする循環路線を設定します。
①京都市役所~御池通~川端通~五条通~堀川通~御池通~京都市役所の1周約7kmの大循環ルート
②京都市役所~御池通~川端通~五条通~烏丸通~御池通~京都市役所の1周約5.5kmの小循環ルート
(4)モニター
平成22年12月に、EVバスにご乗車いただくモニターを公募する予定です。
2 三菱重工業株式会社との次世代EV京都プロジェクトの概要
(1)EVバスの実用化
上記1の実証実験を踏まえ、量産プロトタイプEVバスの開発を進め、平成24年度には、走行実験等の機能検証を行うなど、EVバスの
実用化を目指します。(別紙3参照)
(2)EVバスの情報通信システムの開発
平成24年度に、EVバス車内における目的地到着予定時刻案内、乗り継ぎ案内等の交通情報や目的地周辺における最新の観光情報の
提供など、市民や観光客の利便性を向上させるEVバスの情報通信システムの開発を行います。(別紙4参照)
担当窓口:エネルギー・環境事業統括戦略室
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。
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