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三菱重工業は、米国の電力会社サザン・カリフォルニア・エジソン社(Southern California Edison:SCE)のサンオノフレ原子力発電所(San Onofre Nuclear Generating Station:SONGS、カリフォルニア州サンディエゴ)3号機向けに、取替用の蒸気発生器(SG)2基を納入した。今回納入のSGは、胴部の外径が最大約7m、重量約580トン、全長は20m。世界最大級で、今秋の定期検査時に据付工事が実施される。SONGSへの取替用SG納入は、2009年2月の2号機向け2基に次ぐもので、米国向け納入実績は累計6基となった。
SONGSは、ロサンゼルスの南東約100kmに位置しており、3号機は1984年から運転している出力110万kW級の加圧水型軽水炉(PWR)で、今回のSG納入はその経年変化に対応するもの。2004年9月にSCEから受注し、神戸造船所で製作を行ってきた。
SGはPWRプラントの中核的な機器で、原子炉で発生させた熱を一次冷却系(原子炉系)から二次冷却系(タービン系)に伝え、タービン駆動用の蒸気を発生させるとともに、高温・高圧環境下で一次冷却水を保持する圧力障壁の役割も担う。このため、PWR構成機器の中でも特に高い安全性と信頼性が必要で、製作には設計、溶接・組立作業、検査をはじめ、極めて高度・精密な技術や豊富な経験が求められ、国内ではPWRプラントを一貫して手掛ける当社だけが製造しており、世界的にも対応メーカーが限られている。
当社は北米・欧州向けを中心に、31基の取替用SGの受注実績があり、その技術・品質は海外で高く評価されている。さらに国内での新設および取り替えの実績も含めたSGの受注累計は125基に達しており、国内外のPWRプラントの長寿命化や、安全性・経済性の向上に貢献している。
当社は今後も、PWRプラントの基本計画から設計・製作・検査・据付・試運転、アフターサービスまでを担う総合原子力プラントメーカーとして、これまで培ってきた技術力や豊富な経験を活かし、原子力機器の輸出商談に積極的に取り組んでいく。
SGはPWRプラントの中核的な機器で、原子炉で発生させた熱を一次冷却系(原子炉系)から二次冷却系(タービン系)に伝え、タービン駆動用の蒸気を発生させるとともに、高温・高圧環境下で一次冷却水を保持する圧力障壁の役割も担う。このため、PWR構成機器の中でも特に高い安全性と信頼性が必要で、製作には設計、溶接・組立作業、検査をはじめ、極めて高度・精密な技術や豊富な経験が求められ、国内ではPWRプラントを一貫して手掛ける当社だけが製造しており、世界的にも対応メーカーが限られている。
当社は北米・欧州向けを中心に、31基の取替用SGの受注実績があり、その技術・品質は海外で高く評価されている。さらに国内での新設および取り替えの実績も含めたSGの受注累計は125基に達しており、国内外のPWRプラントの長寿命化や、安全性・経済性の向上に貢献している。
当社は今後も、PWRプラントの基本計画から設計・製作・検査・据付・試運転、アフターサービスまでを担う総合原子力プラントメーカーとして、これまで培ってきた技術力や豊富な経験を活かし、原子力機器の輸出商談に積極的に取り組んでいく。
Tags: 原子力,北米,パワードメイン
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