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社内のマイカー通勤者を対象に「エコドライブ運動」
CSRに基づき環境対策・地域貢献へ、事業所単位でECCJの講習会

発行 第 4995号
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 三菱重工業は、社内のマイカー通勤者を対象に、環境負荷の軽減に配慮した自動車の使用を推奨する「エコドライブ運動」を、1日から開始する。CSR(企業の社会的責任)に基づく環境対策・地域貢献活動の一環で、国が「エコドライブ推進月間」に定める11月に合わせ、エコドライブの普及・啓発に着手し、3年前から一部事業所で実施してきた「ノーカーデー」運動と合わせて、省エネ・CO2削減に向けた取り組みを拡充する。財団法人省エネルギーセンター(ECCJ)から講師を招いての講習会も、事業所単位で順次開催。社員一人ひとりの環境意識向上と効果的なエコ運転技術の習得をサポートしていく。

 当社は、CSR行動指針「地球との絆」を反映した具体的活動の一つとして、電車やバスなど公共交通機関を使った“エコ通勤”を実践するノーカーデーを2008年から導入。長崎造船所(長崎市)、名古屋誘導推進システム製作所(愛知県小牧市)、横浜製作所(横浜市)、神戸造船所(神戸市)で実施してきたが、公共交通機関の利用が困難な立地の事業所もある。こうした事業所の勤務者を含め、幅広いマイカー通勤者の理解が得られ、継続も容易なCSR実践活動として、エコドライブ運動に取り組んでいくことにした。

 エコドライブ運動の対象者は、自動車やオートバイを使っている通勤者で、全社員の半数近くにあたる約1万5,000人。効果を発揮する具体策として、緩やかなアクセル踏み込みによる発進や早めのアクセルオフ(エンジンブレーキ)、加減速の少ない運転、アイドリングストップ、こまめなタイヤ空気圧チェック、などを推奨することで、燃費だけでなく安全マナーの向上も見込んでいる。

 「エコドライブ講習会」は、ECCJエコドライブ推進部部長の小林 紀氏を講師に招いて実施。1時間程度の講義と、質疑応答で構成する。このほか、一部の事業所ではオプションとして、受講者自身が「エコドライブ(CO2削減)の効果測定」をパソコンで行う講習や、講義内容が的確に実践できるかどうかを確認できる「体験試乗教習」なども予定している。
 第1回は11日に、高砂製作所(兵庫県高砂市)で約450人の参加により開催。2011年1月に工作機械事業部(滋賀県栗東市)で開催する最終回まで、9ヵ所での実施を計画する。

 今回のECCJによる講習を通じて、各事業所ではCSR活動の実務責任者も、エコドライブに関するノウハウを習得。各事業所ともそのノウハウを活かして、エコドライブ運動の浸透に力を注いでいく。

担当窓口:CSR推進室

 


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