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主要取引先297社が出席し、「第3回三菱重工ビジネスパートナー会議」を開催
連携強化でバリューチェーンを改革、総合力発揮・新興国市場開拓へ

発行 第 5002号
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 三菱重工業は26日、都内で「第3回三菱重工ビジネスパートナー会議」を開催し、協力企業(ビジネスパートナー)との連携強化によりバリューチェーン改革を進め「ものづくり力」の一層の向上に取り組むことを確認した。各製品事業における素材、機器装置、サービスなどの供給元である主要パートナー297社の出席を得て開いたもので、会議では総合力発揮や新興国市場開拓に向けた当社の取り組みやグローバル化への対応を説明したほか、パートナーによる改善事例などの紹介を行った。

 本会議は、当社の事業計画や重点施策、さらには調達方針などを当社首脳陣から直接伝え、パートナーとの信頼関係を一層強化し共存共栄を図っていくことを目的としている。

 冒頭、壇上に立った当社の大宮英明社長は「改革の推進とグローバル成長の実現」と題して講演し、今年度から5ヵ年間にわたって取り組む中期経営計画(2010事業計画)の狙い、最近の円高や新興国との激しい受注競争など事業環境について説明。「グローバル競争に打ち勝つ総合力を発揮するために、パートナーとの緊密な対話を通じ、真の付加価値を共に創出しバリューチェーン全体での力を向上させていきたい」と訴え、パートナーの一層の理解と支援をお願いした。

 当社は経営プロセスの一環として、全社で設計の標準化・共通化を進める“モジュラー・デザイン(MD)プロジェクト”に取り組んでおり、このコンセプトを現在、事業を横断するサプライチェーン改革へと深化・拡大中。2010事業計画では“真の総合力発揮”を柱に、顧客視点に立ったビジネス・モデル変革や“自前主義脱却”などの戦略を掲げている。

 こうした方針に基づき、部品単位での標準化を進める“全社共同購買活動”や、パートナーの視点から改善点を見出す“ビジネスパートナー活動”のほか、CSR(企業の社会的責任)の観点を採り入れた調達活動などを推進している。本会議では、これらの活動で顕著な成果を上げた事例を紹介するなどした。

 当社のビジネスパートナー会議は、2008年12月の初回から毎年開催している。当社は今後も、パートナーと協同した業務プロセス改革により情報とモノの流れを整え、激化するグローバル競争に勝ち抜く俊敏で強靭な企業体質を実現していく。

 

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担当窓口:資材部


Tags: 経営,アジア,コーポレート
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