Press Information

ハノイの日本語学校「DOWACEN」に寄贈した太陽光発電設備が完成

Print

 三菱重工業が、ベトナムの首都ハノイにある日本語学校「ドンアイン沖縄経済文化センター」(通称:DOWACEN)に寄贈した太陽光発電設備が完成し、17日に現地で記念式典が開催された。同設備は、「新興国、途上国等への自社製品提供支援」をテーマとするCSR(企業の社会的責任)活動の一環で寄贈したもので、当社製微結晶タンデム型太陽電池モジュールおよび関連機器で構成。教室に照明用電力を供給することにより、停電時でも授業を継続することができるようになる。

【寄贈した太陽電池パネル】
 完成式典には、当社側からCSR推進室の近藤 孝司室長、ハノイ駐在員事務所から平山 知雄所長、現地の当社民間航空機生産子会社であるMHI Aerospace Vietnam Co., Ltd.(MHIVA)の増田 浩隆社長、DOWACENを卒業したMHIVAの社員10名らが出席。目録とともに太陽光発電設備に取り付ける寄贈銘板をDOWACENに贈呈し、発電システムを起動した。

 完成した設備は、約12kW相当の微結晶タンデム型太陽電池モジュールとパワーコンディショナー、据付架台などで構成。自立運転が可能で、停電時でも約4教室分の照明電力を賄うことができる。
 微結晶タンデム型太陽電池は、薄膜系太陽電池の次世代機種。従来のアモルファスシリコン膜に微結晶シリコン膜を積層した2層構造で、太陽光スペクトル(紫外線・可視光線・赤外線)を幅広く吸収し、アモルファス型に比べて高出力を発揮する。

 DOWACENは1997年、ハノイ市越日友好協会、沖縄ベトナム友好協会および沖縄ベトナム交流株式会社により設立された。MHIVAの工場をはじめ、多くの日系企業が進出しているタンロン工業団地の近くにあり、日本語教育を通じた人材養成を行っている。生徒400人(月間)、職員36人で、同工業団地の現地従業員教育も受託。MHIVAでも2008年度に工場を立ち上げるための基幹要員45人の日本語教育を委託して以来、2009年度以降も継続的に現地採用社員の日本語基礎教育を委託している。

 グローバルな事業を展開する当社は、CSR行動指針を反映した“国際企業に相応しい新興国および途上国支援”を推進している。今回の太陽光発電設備寄贈は、その象徴的な活動事例の一つで、今後とも本業(自社製品)を活かした環境保全や教育支援、弱者支援など、地球規模の社会的課題に対する貢献に力を注いでいく。

担当窓口:CSR推進室

 


mission_net_zero

三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

詳しくは: