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三菱重工業は、中国国営の有力舶用機器メーカーである九江海天設備製造有限公司(Jiujiang Haitian Equipment Manufacture Co., Ltd.:JHT)に舶用ボイラー※の技術を供与することで合意し、契約を締結した。当社舶用ボイラーの製造技術獲得を目指すJHTと、大きく成長する中国造船市場で舶用ボイラーの浸透を狙う当社の思いが一致したもの。JHTでは2012年に大型舶用ボイラー初号機の完成・納入を計画している。
契約は、当社舶用ボイラーのうち、蒸発量2トン/時から55トン/時までをカバーする「MC-D」、「MCC」、「MAC」および排ガスボイラーの4種類が対象。中国内での製造・販売・サービスのライセンスを供与するというもの。
JHTは中国最大の造船能力を持つ造船関連企業グループの中国船舶工業集団公司(CSSC)傘下の舶用設備メーカー。1970年の設立で、江西省九江市に本社を置く。舶用圧力容器を主力製品としており、従業員は約800人。現在九江市内で、年間120缶の大型舶用ボイラー生産能力を持つ新工場を建設中で、本年内の完成を予定している。
当社の舶用ボイラーは、当社主要舶用製品の一つで豊富な実績を誇る。1885年の初号機完成以来、大型を中心とする累計生産量が2007年には5,000缶の大台を突破しており、点検が容易で、メンテナンスしやすい構造、優れた耐久性などを特長とする。また、幅広い出力ラインアップを持ち、超低硫黄燃料焚き技術など環境規制の強化に対する適応力にも優れている。
今回のライセンス供与により、三菱ブランドの舶用ボイラーは、CSSC傘下の造船所で建造される船舶に優先的に採用されることになる。当社は、これを足掛かりに中国展開を加速していく。
※舶用ボイラー:船舶に搭載し、タンカーの荷役ポンプに必要な蒸気や、加熱用および厨房用の温水暖房など各種の船内温熱需要を賄うボイラー。
JHTは中国最大の造船能力を持つ造船関連企業グループの中国船舶工業集団公司(CSSC)傘下の舶用設備メーカー。1970年の設立で、江西省九江市に本社を置く。舶用圧力容器を主力製品としており、従業員は約800人。現在九江市内で、年間120缶の大型舶用ボイラー生産能力を持つ新工場を建設中で、本年内の完成を予定している。
当社の舶用ボイラーは、当社主要舶用製品の一つで豊富な実績を誇る。1885年の初号機完成以来、大型を中心とする累計生産量が2007年には5,000缶の大台を突破しており、点検が容易で、メンテナンスしやすい構造、優れた耐久性などを特長とする。また、幅広い出力ラインアップを持ち、超低硫黄燃料焚き技術など環境規制の強化に対する適応力にも優れている。
今回のライセンス供与により、三菱ブランドの舶用ボイラーは、CSSC傘下の造船所で建造される船舶に優先的に採用されることになる。当社は、これを足掛かりに中国展開を加速していく。
※舶用ボイラー:船舶に搭載し、タンカーの荷役ポンプに必要な蒸気や、加熱用および厨房用の温水暖房など各種の船内温熱需要を賄うボイラー。
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。
詳しくは:
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