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カナダ・マニトバ州で電気バスと充電技術を開発・実証

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 三菱重工業は、カナダのマニトバ(Manitoba)州において先進的な蓄電池を搭載した電気バスとその充電技術を開発・実証していくプロジェクトを進めることで、同州政府および地元関係企業・大学の4者と、26日に現地で合意した。昨年12月に当社と同州政府が結んだ、先進的な低炭素社会づくりに向けての覚書(MOU)に基づく協業の第一弾。

カナダ・マニトバ州で電気バスと充電技術を開発・実証<br />州政府および地元企業・大学4者と合意
 今回のプロジェクトは州政府のほかに、現地大型バスメーカーのニューフライヤー・インダストリーズ・カナダ(New Flyer Industries Canada ULC)、マニトバ電力(Manitoba Hydro)およびレッドリバーカレッジ(Red River College)が参加。同州都のウィニペグ(Winnipeg)にあるレッドリバーカレッジのキャンパスで行われた発表会には、当社の福江一郎取締役、マニトバ州政府のグレッグ・セリンジャー(Greg Selinger)首相ら参加各社・機関のプロジェクト代表者が出席した。

 協業の期間は当面3年間で、総事業費は300万カナダドルを見込む。州政府が事業全体を統括し、参加者で運営委員会を設置して進める方針。
 具体的には、当社はリチウムイオン二次電池パックを担当し、ウィニペグで1年以内に実証車両を開発。残りの2年間はマニトバ州内で電気バスを実証運行する。この実証を通じて寒冷地に対する電気バスの適合性を検証するとともに、その成果を北米市場に電気バスを普及させていくうえでの大きなステップとしていく。

 ニューフライヤー・インダストリーズ・カナダは、北米の大型バスメーカー大手でウィニペグに本社を置くニューフライヤー・インダストリーズ(New Flyer Industries Inc.)のグループ企業。マニトバ電力は同州の発・送電事業を担っている公益企業。レッドリバーカレッジはウィニペグなどにキャンパスを構え、3万人強の学生を抱える公的教育機関で、電気自動車やハイブリッド自動車などの研究開発に力を入れている。

 当社はエネルギー・環境関連事業を21世紀の重点分野の一つと位置づけており、国内外で政府・自治体などが進める環境プロジェクトに多数の参画実績を持つ。
 当社は今回の協業を弾みとして、多様な技術・ノウハウを結集しながら、世界各地におけるエネルギー・環境課題の解決に一層力を注いでいく。

担当窓口:エネルギー・環境事業統括戦略室

 

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