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三菱重工業は、大阪ガス株式会社(尾崎 裕社長、本社:大阪市中央区)および株式会社商船三井(武藤 光一社長、本社:東京都港区)向けに次世代型LNG(液化天然ガス)運搬船2隻を建造することで、大阪ガスのグループ会社である大阪ガスインターナショナルトランスポート株式会社(舟橋 雄一社長、本社:大阪市中央区)ならびに商船三井と合意した。船体構造の効率化などにより燃費やメンテナンス性を大幅に改善した新型「さやえんどう」船型が初めて採用される。完成・引き渡しは2014年度と2015年度の予定。
LNG船はいずれも、長さ288.0m、幅48.94m、満載喫水11.55m、総トン数13万8,000トン(載貨重量トン数7万5,000トン)で、航海速力は19.5ノット。タンク総容積は15万5,000m3( LNG積載可能量は15万3,000m3級)となっている。
新型「さやえんどう」船型は、MOSS方式※の球形タンク4基を、船体と一体構造の連続タンクカバーで覆うことにより、船全体の強度を確保しながら軽量化を実現。さらに航行中の風圧による抵抗を大幅に軽減する。また、主機関には蒸気を再度加熱利用することで熱エネルギー効率を高めた新型の「MHI Ultra Steam Turbine Plant(UST:再熱舶用推進蒸気タービン)」を採用。燃費は従来船比20%以上の低減を可能とした。
連続タンクカバーの採用により、タンク頂上で配管、電線、通路を支える複雑な構造物も不要になるため、メンテナンス性も大きく向上。また、燃費低減によるCO2排出量の抑制に加え、バラスト水処理装置の搭載による海洋生態系への影響軽減など、環境対応力を高める。
大阪ガスインターナショナルトランスポートは大阪ガスの100%出資子会社で、LNG船の運用を手掛けており、当社が納入する2隻は、商船三井を船舶管理会社として両社が共同保有する。両船とも、大阪ガスが調達するLNGの輸送を中心に就航予定。
現在、国際海上輸送においても省エネ・地球温暖化抑制に向けた取り組みが強く求められており、日本の造船業界でも環境性能を高めたエコシップの開発が活発化している。こうしたなか当社は、エコシップを船舶・海洋事業で進める高付加価値化の重点製品と位置づけ、ラインアップの拡充を推進。今回の新型「さやえんどう」船型の建造決定を弾みに、エコシップの開発と顧客拡大をさらに積極化していく。
※ MOSS方式は、自立球形タンクを円筒形の支持構造(スカート)で固定する方式で、船体甲板上に突出したタンクの上半球部分を、半球状のカバーで覆っている。
新型「さやえんどう」船型は、MOSS方式※の球形タンク4基を、船体と一体構造の連続タンクカバーで覆うことにより、船全体の強度を確保しながら軽量化を実現。さらに航行中の風圧による抵抗を大幅に軽減する。また、主機関には蒸気を再度加熱利用することで熱エネルギー効率を高めた新型の「MHI Ultra Steam Turbine Plant(UST:再熱舶用推進蒸気タービン)」を採用。燃費は従来船比20%以上の低減を可能とした。
連続タンクカバーの採用により、タンク頂上で配管、電線、通路を支える複雑な構造物も不要になるため、メンテナンス性も大きく向上。また、燃費低減によるCO2排出量の抑制に加え、バラスト水処理装置の搭載による海洋生態系への影響軽減など、環境対応力を高める。
大阪ガスインターナショナルトランスポートは大阪ガスの100%出資子会社で、LNG船の運用を手掛けており、当社が納入する2隻は、商船三井を船舶管理会社として両社が共同保有する。両船とも、大阪ガスが調達するLNGの輸送を中心に就航予定。
現在、国際海上輸送においても省エネ・地球温暖化抑制に向けた取り組みが強く求められており、日本の造船業界でも環境性能を高めたエコシップの開発が活発化している。こうしたなか当社は、エコシップを船舶・海洋事業で進める高付加価値化の重点製品と位置づけ、ラインアップの拡充を推進。今回の新型「さやえんどう」船型の建造決定を弾みに、エコシップの開発と顧客拡大をさらに積極化していく。
※ MOSS方式は、自立球形タンクを円筒形の支持構造(スカート)で固定する方式で、船体甲板上に突出したタンクの上半球部分を、半球状のカバーで覆っている。
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。
詳しくは:
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