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主要取引先294社が出席し「第4回三菱重工ビジネスパートナー会議」を開催
連携強化でサプライチェーン改革を推進

発行 第 5135号
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 三菱重工業は25日、都内で「第4回三菱重工ビジネスパートナー会議」を開催し、協力企業(ビジネスパートナー)との連携強化によりサプライチェーン改革を進め、“日本のものづくり”を守っていくことを確認した。出席した主要パートナー294社に対し、グローバル化への対応をはじめ新興国市場開拓や総合力発揮に向けた当社の取り組みを説明したほか、パートナーによる改善事例の紹介などを行った。

 本会議は、当社の事業計画や重点施策、さらには調達方針などを当社首脳陣から直接伝え、パートナーとの信頼関係を一層強化し共存共栄をはかっていくことを目的としている。

 冒頭、壇上に立った当社の大宮英明社長は「コアパートナーとのサプライチェーン強化」と題して講演し、昨年度から取り組んでいる中期経営計画(2010事業計画)の進捗状況や、来年度の着手を目指して策定作業を進めている新中期経営計画(2012事業計画)の方向性、円高進行や東日本大震災の影響など最近の事業環境について説明。「グローバル競争を勝ち抜いていくためにも、当社とパートナーが共に改革を推進することにより、バリューチェーン全体で競争力を強化していきたい」と訴え、パートナーの一層の理解と協力を要請した。

 当社は2010事業計画で「激変する市場変化に対応した“改革”の推進と“グローバル成長”の実現」を目指して“顧客視点でのビジネス・モデル改革”や“自前主義からの脱却”、事業運営における“横串機能の強化”などの戦略を推進。これらのコンセプトを調達面に反映させるサプライチェーンの構造改革では、パートナーの選択と集中、商流の整理、集中・共同購買の拡大などに力を注いでいる。

 こうした方針に基づき、部品単位での標準化や事業所横断的な規格・仕様の共通化を進める“全社共同購買活動”、パートナーの視点から改善点を見出す“ビジネスパートナー活動”などの強化に取り組んでいる。本会議では、これらの活動で顕著な成果を上げた事例を紹介するなどした。

 当社のビジネスパートナー会議は、2008年から毎年開催している。今後も、パートナーと共に業務プロセス改革を進めることにより情報とモノの流れを整え、激化するグローバル競争に勝ち抜く俊敏で強靭な企業体質を実現していく。

   

担当窓口:調達企画管理部、調達部


Tags: 経営,アジア,コーポレート
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