Press Information

MET過給機の製造・販売ライセンスを供与

Print

 三菱重工業は、韓国の舶用ディーゼルエンジンメーカーであるSTXメタル(STX Metal Co., Ltd.)に対し、ディーゼルエンジン用過給機※「MET過給機」の製造・販売ライセンスを供与することで合意し、同社と契約を締結した。STXグループとの協業体制を構築することで、世界最大の舶用ディーゼルエンジン生産国である韓国でMET過給機の一層の浸透をはかるのが狙い。同社製MET過給機初号機は2012年の完成を計画している。

【ライセンス契約式典の様子】
 STXメタルは、韓国を代表する企業集団であるSTXグループの中核企業で、過給機およびディーゼルエンジン部品をSTXエンジン、STX重工などに供給している。売上高は約660億円(2010年)、従業員数は約600人。

 STXグループは、舶用ディーゼルエンジンで世界第4位の生産量を誇る。

 今回の韓国メーカーへのライセンス供与は、世界第1位の現代重工業、同2位の斗山エンジンに続くもので、これにより、MET過給機は、韓国のすべての舶用ディーゼルエンジンメーカーでの製造が可能な世界初のブランドとなった。

 当社は、今回のライセンス供与により、積極的なグローバル生産体制の構築を加速し、今後、MET過給機の世界シェア50%以上を目指していく。

※ 過給機は、燃焼に必要な空気をディーゼルエンジンに送り込む装置。当社は1950年代に水冷式過給機を完成して市場に参入、1965年には、「MET」シリーズの先駆けとなる世界初の無冷却過給機を開発し、以降、数多くの高効率・高出力機種を市場投入してラインナップに加えてきた。シンプルでメンテナンスしやすい構造、高い製品の信頼性は、顧客から高い評価を得て、豊富な実績を誇っている。
製品ページ

mission_net_zero

三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

詳しくは: