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三菱重工業は、インドのラーセン・アンド・トウブロ社(Larsen & Toubro Limited:L&T)の造船部門会社であるL&Tシップビルディング社(L&T Shipbuilding Limited:LTSB)に対して商船建造分野の幅広い技術支援を行うことで合意し、28日、LTSBと技術支援協定を締結する。先進企業からの技術導入により造船事業の強化をはかりたいLTSBと、技術供与を柱とするエンジニアリング事業展開を進めている当社の思いが一致したもの。ライセンス供与、LTSB技師への指導・研修を中心に支援を行う。
今回の技術支援協定は、期間3年で以降の延長も可能。当社が建造した船舶に関する設計図面の供与も含め、設計、資材調達、工作、品質管理など、幅広い領域にわたり指導する。LTSBが造船設備を拡充したり、船舶資材を海外から調達したりする場合のコンサルティングや、市場調査を行う際などのサポートも対象となる。当社はLTSBから、支援内容に応じて対価を受け取る仕組み。また、当社とLTSBは今後「当社の技術支援を受けたLTSBでの建造」として船舶の共同受注活動を行っていく。
協定締結を受け、当社は2012年春に長崎造船所(長崎市)および下関造船所(山口県下関市)で、LTSBの技師を受け入れ、教育研修を開始する。併せて、LTSBへ当社の各事業所の設計、工作、品質管理におけるベテランを派遣して、指導にあたる。
L&Tは、西海岸の国際都市ムンバイに本社を構え、建設事業を展開するだけでなく、造船や化学プラント機器、原動機、電子製品なども手掛ける総合重機メーカー。当社はL&Tと2007年から、原動機分野で合弁事業を進めており、友好関係にある。
LTSBの造船所は北西部のグジャラート(Gujarat)州ハジラ(Hazira)と東南部のタミル・ナードゥ(Tamil Nadu)州チェンナイ(Chennai)市郊外のカトゥパリ(Kattupalli)の2ヵ所にあり、新鋭のカトゥパリ造船所は、2012年1月に本格稼働を開始する。
インドは、経済成長に伴うインフラ整備に関連し、海運産業発展の前提となる港湾施設などの基盤整備、海運・造船業の育成について、国が成長戦略に掲げてこれから力を入れていく段階にあり、インド造船業界も今後の発展に向けて、グローバル競争に対応できる技術力の蓄積が課題となっている。
当社は今回のLTSBに対する造船技術支援を機に、急成長が期待される新興国の造船所を対象にエンジニアリング事業を積極化し、新しいビジネスチャンスを開拓していく。
協定締結を受け、当社は2012年春に長崎造船所(長崎市)および下関造船所(山口県下関市)で、LTSBの技師を受け入れ、教育研修を開始する。併せて、LTSBへ当社の各事業所の設計、工作、品質管理におけるベテランを派遣して、指導にあたる。
L&Tは、西海岸の国際都市ムンバイに本社を構え、建設事業を展開するだけでなく、造船や化学プラント機器、原動機、電子製品なども手掛ける総合重機メーカー。当社はL&Tと2007年から、原動機分野で合弁事業を進めており、友好関係にある。
LTSBの造船所は北西部のグジャラート(Gujarat)州ハジラ(Hazira)と東南部のタミル・ナードゥ(Tamil Nadu)州チェンナイ(Chennai)市郊外のカトゥパリ(Kattupalli)の2ヵ所にあり、新鋭のカトゥパリ造船所は、2012年1月に本格稼働を開始する。
インドは、経済成長に伴うインフラ整備に関連し、海運産業発展の前提となる港湾施設などの基盤整備、海運・造船業の育成について、国が成長戦略に掲げてこれから力を入れていく段階にあり、インド造船業界も今後の発展に向けて、グローバル競争に対応できる技術力の蓄積が課題となっている。
当社は今回のLTSBに対する造船技術支援を機に、急成長が期待される新興国の造船所を対象にエンジニアリング事業を積極化し、新しいビジネスチャンスを開拓していく。
【L&Tシップビルディング社カトゥパリ造船所】
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。
詳しくは:
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