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福島復興・浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業について
丸紅株式会社をプロジェクトインテグレータとする、東京大学、三菱商事株式会社、三菱重工業株式会社、株式会社アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド、三井造船株式会社、新日本製鐵株式会社、株式会社日立製作所、古河電気工業株式会社、清水建設株式会社および、みずほ情報総研株式会社からなるコンソーシアム(以下、「コンソーシアム」という)は、経済産業省からの委託事業である浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業に採択されました。
福島県では、東日本大震災の被害からの復興に向けて、再生可能エネルギーを中心とした新たな産業の集積・雇用の創出に大きな期待を寄せており、本実証研究事業を契機に、風車産業の一大集積地となることを目指しています。本実証研究事業は、“漁業と浮体式洋上ウィンドファーム事業の共存”を大きな一つのテーマとしており、周辺海域の漁業関係者との対話・協議を通じ、将来の事業化を模索していきます。
また、本実証研究事業を行うことで浮体式洋上風力発電のビジネスモデルを確立することは、大規模浮体式洋上ウィンドファームの事業展開を実現させることに大きく寄与するものと考えています。更には、世界で初めての浮体式洋上ウィンドファームのノウハウを蓄積し、海外プロジェクトに展開することによって、日本の主要な輸出産業の一つに育成することにも繋がると考えています。
表1 本実証研究事業の設備仕様
設備名称 | 設備規模 | 風車形式 | 浮体形式 | 工期 |
浮体式洋上 | 容量25MVA | 変電所 | アドバンストスパー | 第1期 |
ダウンウィンド型風車 | 2MW | ダウンウィンド型 | 4コラム型セミサブ | 第1期 |
大型油圧式風車 | 7MW | 油圧式ドライブ型 | 3コラム型セミサブ | 第2期 |
大型油圧式風車または ダウンウィンド型風車 | 7MW | 油圧式ドライブ型 | アドバンストスパー | 第2期 |
表2 コンソーシアムメンバーの役割
コンソーシアムメンバー | 主な役割 |
丸紅株式会社 | 【プロジェクトインテグレータ】 事業調査、許認可、環境、漁業、O&M等
|
国立学校法人 東京大学 | 【テクニカルアドバイザー】 浮体動揺の観測、予測技術の開発
|
三菱商事株式会社 | 事業調査、許認可、環境、漁業、O&M等 |
三菱重工業株式会社 | 浮体式洋上風力発電施設 |
株式会社アイ・エイチ・アイ | 浮体式洋上風力発電施設 |
三井造船株式会社 | 浮体式洋上風力発電施設 |
新日本製鐵株式会社 | 鋼材 |
株式会社日立製作所 | 浮体式洋上変電所 |
古河電気工業株式会社 | 海底ケーブル |
清水建設株式会社 | 施工技術 |
みずほ情報総研株式会社 | マニュアルの作成、委員会運営 |
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。
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