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メカトロシステム製品事業をMHI-MSへ移管

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 三菱重工業は4月1日付で、交通・先端機器事業部が手掛ける事業のうち、メカトロシステム製品事業を当社100%出資子会社の三菱重工メカトロシステムズ株式会社(MHI-MS、本社:兵庫県神戸市)に移管する。3日、当社とMHI-MSはこれら事業の吸収分割契約を締結した。これにより、これまで分散配置されてきた諸機能をMHI-MSに集約し、新設からアフターサービスまでの一貫体制を構築して、メカトロシステム製品事業の効率化と顧客対応力の強化をはかっていく。

 MHI-MSは、当社メカトロシステム製品事業を会社分割により承継する。承継するのは、文化・スポーツ・レジャー施設、水圧鉄管、風洞・水槽などの試験設備、バイオエタノール製造設備の販売・設計・製造・建設とそれに付帯する事業。

 メカトロシステム製品事業についてはこれまで、新設案件は当社が、アフターサービス工事はMHI-MSがそれぞれ担当して多くの実績を残してきた。しかし、国内市場は成熟の度を増しており、一層の競争力強化と機動的な事業展開が求められていた。そのため、新設、アフターサービスの営業・設計・建設機能を一体化して、事業環境の変化に即応する体制を構築する。

 MHI-MSは、水処理・集じん装置、都市開発製品、料金収受機械、試験検査装置などの開発・設計・製作・据付からアフターサービスなどを手掛ける。設立は2009年10月。当社100%出資のグループ企業5社を統合・再編してスタートした。

 当社はMHI-MSと密接に連携し、その事業展開を全面的に支援していく。
三菱重工メカトロシステムズ株式会社の概要
商号 三菱重工メカトロシステムズ株式会社
所在地 兵庫県神戸市兵庫区小松通5-1-16
代表者(役職・氏名) 取締役社長 渡邊 望
事業内容 水処理・集じん装置、都市開発製品、料金収受機械、試験検査装置などの開発・設計・製作・据付・試運転・運転保守・アフターサービス
資本金 5億円
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