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三菱重工業は、2012年度第1四半期で、キャタピラージャパン株式会社(本社:東京都世田谷区、社長:竹内 紀行)の当社保有株式(発行済株式総数の33%)を全株、キャタピラージャパンに譲渡することで米国キャタピラー社(本社:イリノイ州ペオリア市、CEO:Doug Oberhelman)およびキャタピラージャパンと合意した。譲渡額は365億円となる見通し。これにより、1963年以来続けてきた当社とキャタピラー社の合弁事業は解消され、キャタピラージャパンはキャタピラー社の完全子会社となる。
今回の合弁解消は、事業の選択と集中を進めたい当社と、新興国市場を中心に事業のグローバル展開を一層加速したいキャタピラー社側との思いが一致したもの。
当社は今後も、自社の強みを発揮でき、かつ、高い成長が見込めるコア事業への経営資源の集中を推し進め、企業価値の一層の向上を目指していく。
なお、当社とキャタピラー社は現在、三菱、キャタピラー両ブランドのフォークリフト販売など多方面で友好な関係にあるが、それらは今後も維持する。
当社とキャタピラー社の建設機械合弁事業は1963年11月、折半出資によりキャタピラー三菱株式会社を設立したことに始まる。当初、合弁会社は、キャタピラー社の技術援助によるブルドーザー、ホイールローダーの製造と国内向け販売事業を展開した。その後、1987年に当社油圧ショベル事業の移管を受け、商号も新キャタピラー三菱に変更、2001年には当社の建設機械事業の大部分(小型建設機械、クローラキャリア、アーティキュレートダンプなど)も事業に加え、フルラインメーカーとなって事業の拡大をはかった。さらに2008年の出資比率の見直しにより、商号をキャタピラージャパンに変更するとともに、アジア地域での戦略的拠点となって今日に至っている。
キャタピラージャパンの概要
1.商号 キャタピラージャパン株式会社
2.主な事業内容 油圧ショベル、ホイールローダー、ブルドーザー等の製造、販売
3.設立年月日 1963年11月4日
4.代表者 取締役社長 竹内 紀行
5.本社所在地 東京都世田谷区用賀四丁目10番1号
6.資本金および株主 150億円 三菱重工とキャタピラー・インターナショナル・インベストメンツ・コーペラティ・ユー・エー社の33:67の出資
7.連結従業員数 5,913名(2011年12月31日現在)
8.連結売上高 3,438億円(2010年度)
三菱重工グループについて
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