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フォークリフトの生産体制を再編

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 三菱重工業は、フォークリフトの生産体制を再編する方針を決定した。今回の計画は、汎用機・特車事業本部本工場(神奈川県相模原市)での中型以下のフォークリフト生産を中止し、中型車と輸出向け小型車を海外生産拠点に移管するもの。また、国内向け小型車は、当社と資本提携関係にある日本輸送機株式会社(ニチユ、本社:京都府長岡京市)への生産委託の検討を開始する。為替リスクの回避とグローバルな最適生産を実現することが狙いで、これにより、収益基盤の強化をはかっていく。

【エンジン式フォークリフト】
 具体的には、汎用機・特車事業本部本工場が手掛けてきた輸出向け小型エンジン車の生産を中国の三菱重工叉車(大連)有限公司(MFD、大連市)に、また、全世界向け中型エンジン車の生産を米国の三菱キャタピラー・フォークリフト・アメリカ(Mitsubishi Caterpillar Forklift America Inc.:MCFA、ヒューストン市)にそれぞれ移管するもので、国内向け小型エンジン車についてはニチユに生産を委託する方針。なお、汎用機・特車事業本部本工場が担ってきたフォークリフト事業全体の統括機能は生産体制の再編後も維持していく。

 生産移管・委託は今秋より順次実施する計画で、これに伴い、汎用機・特車事業本部本工場での車両の生産は2013年12月末で終了、また、部品の生産は2014年6月末をもって終了する。

 MFDは2008年に当社グループが中国に設立したフォークリフト製造会社。小型車の最新モデルを生産している。
 MCFAは当社、米国キャタピラー社、三菱商事の3社合弁による米国のフォークリフト事業会社。エンジン式、電気式フォークリフトの製造・販売・サービスを手掛ける。

 当社は今春、欧州のフォークリフト事業会社である三菱キャタピラー・フォークリフト・ヨーロッパ(Mitsubishi Caterpillar Forklift Europe B.V.:MCFE、本社・オランダ)が手掛けていたフォークリフトの生産を、同社の連結子会社であるフィンランドのロックラー社(Rocla Oy)などに移管する方針を決定。労働組合およびその他関係機関との交渉、合意を得て欧州事業の再編を進めることとしている。今回の再編の方針はこの動きに続くもの。

 当社は今後も、グローバルな顧客即応体制を維持しながら、フォークリフトの世界シェア拡大を目指していく。
製品ページ

Tags: 物流・運搬,アジア,I&Iドメイン
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