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三菱重工業は21日、CSR(企業の社会的責任)を経営の基軸に据え「ものづくり」を通じて人と地球の未来に貢献する「志」を示した「CSRレポート2012(社会・環境報告書)」を発行した。また同日、環境保全をはじめとする地球社会の持続的発展に当社グループの製品・技術とトータル・ソリューションで貢献していく考えをまとめた「三菱重工 環境ビジョン2030(以下、環境ビジョン)」を制定した。
CSRレポートでは、冒頭で大宮英明社長が、民間の立場から活発な政策提言を行っているエコノミストの武田洋子氏と対談。「エネルギー・環境事業の拡大に重点を置き、社会インフラ技術も含め交通、輸送、食糧・水問題などの地球規模の課題解決に貢献していく」考えを表明し、この企業姿勢を環境ビジョンとして明文化したことを紹介している。
併せて、環境ビジョンを踏まえたステークホルダー・ダイアログを掲載。有識者3人が、環境共生型のものづくりや画期的なブレークスルー技術への挑戦など、当社グループへの期待と要望を寄せ、それらに対する当社の見解を述べている。
CSR行動指針に沿った3つの特集では、世界各地の地域特性に応じたエネルギー・環境ソリューションの提供、世界の食糧問題解決に貢献する肥料製造プラントの建設、街全体のシステムが最適化されたスマートコミュニティの実現に向けた当社の取り組みについて紹介。また、昨年3月の東日本大震災に伴う当社グループの対応についても報告している。
このほか、コーポレート・ガバナンス、コンプライアンス、環境マネジメント、環境会計、化学物質管理など、CSR推進のために果たすべき当社の責任と行動について現状を報告。顧客、株主・投資家、ビジネスパートナー、従業員、地域・社会など、多様なステークホルダーに配慮した取り組みについて詳細にレポートしている。
CSRレポートの発行は今回で9回目、前身の「環境報告書」から数えれば12回目となる。株主をはじめ、報道各社、官公庁、大学、企業などへ配布するとともに、当社ホームページ(http://www.mhi.co.jp/csr/csrreport/)に掲載し、一般希望者にも配布する。また、今回の日本語版に続き、10月上旬には英語版の発行を予定している。
担当窓口:CSR推進部
三菱重工グループについて
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長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。
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