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舶用低速ディーゼルエンジン「三菱UE機関」
世界最大の造船・エンジンメーカー、韓国の現代重工との技術供与契約を更改

発行 第 5235号
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 三菱重工業は、世界最大の造船・エンジンメーカーである韓国の現代重工(Hyundai Heavy Industries Co., Ltd.)に、舶用低速ディーゼルエンジン「三菱UE機関」の技術を供与する契約を更改した。世界造船シェアの約35%を占める韓国などでUE機関のより一層の浸透を目指すとともに、舶用低速ディーゼルエンジンの更なる世界シェア拡大に向けて協業の深化をはかっていく。

 契約は、シリンダ口径350~800mmのUE機関「LSE(-Eco)」シリーズを対象として、製造・販売・サービスのライセンスを供与するもの。

当社は1984年から現代重工にUE機関の技術を供与しており、今回の契約更改はその内容をさらに発展させたもので、対象機種の拡大などの見直しを盛り込んだ。

 現代重工は韓国を代表する総合重工業企業。船舶のほか、産業ロボット、各種発電設備、重機械、建設機械、特殊自動車など広範な事業を手掛け、舶用低速ディーゼルエンジンは年間生産能力1,400万馬力を誇る。

 当社と現代重工との関係は長く、舶用製品ではディーゼルエンジンのほか、主機タービン、カーゴオイルポンプ・タービン、MET過給機などで協業、舶用製品以外でも、ボイラー給水ポンプ、循環水ポンプ、コンプレッサなどで協力関係にある。

 UE機関は、MAN、Wärtsiläとともに、世界の舶用ディーゼルエンジン市場を分け合う3大ブランドの一つ。コンパクトな構造で、低燃費、低シリンダ注油など経済性と環境保全性に優れるのが特徴。幅広い出力ラインナップを持つ。

 造船・エンジン世界最大手企業との契約関係の深化により、舶用低速ディーゼルエンジン「三菱UE機関」のグローバル展開を一層加速させ、UE機関の世界シェアアップに繋げていく。


【三菱舶用低速ディーゼルエンジン】

 

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