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シンガポールの現地法人3社の事業を統合・集約する新会社MIESを設立

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 三菱重工業は、シンガポールの現地法人3社の事業を、その1社であるMHI Industrial Engineering & Services Private Ltd.(MIES)に承継させ、同社は10月1日から商号を「Mitsubishi Heavy Industries Engineering & Services Private Ltd.(MIES)」に変更して営業を開始する。広範な事業を担うとともに、海外事業拡大のためのグローバル・ビジネス・センターとしての機能を新たに担ってスタートするもので、各製品事業の一層の伸張を支えていく。

 新会社MIESは、環境・化学プラント事業をメインとして手掛けてきたこれまでのMIESを在続会社として、Mitsubishi Heavy Industries Singapore Private Ltd.(MHISP)が担ってきた船舶・海洋、冷熱事業の営業機能および調達を含むコーポレート機能と、Mitsubishi Power Systems(Asia Pacific)Pte. Ltd.(MPS-AP)が担ってきた原動機事業の営業機能をそれぞれ統合・集約する。

 新会社MIESの資本金は当社全額出資の1,500万シンガポールドルで、今後、3,500万シンガポールドルまで増資する計画。発足時の従業員は約70人で、社長には旧MIES社長・伊藤和逸が就任する。
 新会社は、これまで旧MIESが手掛けてきたCO2回収装置、ガス・石油生産設備、化学プラントなどの各種EPC(設計・調達・建設)事業、搬送システム、水処理設備などに加え、原動機事業本部、船舶・海洋事業本部、冷熱事業本部の営業拠点としての広範な事業活動を遂行する。また、将来的には、総務・人事、資材調達、経理・資金などのコーポレート機能を強化し、アセアン・オセアニア地域の当社グループ会社へのコーポレート業務支援も実施する。

 今回の事業統合・集約は、経営資源の効率化と情報共有による営業機能強化を推進して、当社のグローバル事業展開の強化・加速をはかるのが狙い。そのグローバル展開の新戦略拠点となる新会社名には、当社名 Mitsubishi Heavy Industries を冠称することで、当社との密接な連携を実現し、新会社の新たな信頼を一体となり構築していく。

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長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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