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ベトナム オモン第1火力2号機向け蒸気タービンとボイラーを受注

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 三菱重工業は、ベトナム電力公社(Vietnam Electricity:EVN)グループが建設する出力33万kWのオモン(O Mon)第1火力発電所2号機向けに、蒸気タービン、ボイラーなど主要発電設備を受注した。EPC(設計・調達・建設)契約者である双日株式会社および韓国の大林産業(Daelim Industrial Co., Ltd.)から受注したもので、蒸気タービンは双日に、ボイラーは大林産業にそれぞれ納入する。運転開始は2015年の予定。

【ベトナム  オモン第一火力発電所1号機】
 オモン第1火力発電所2号機は、EVNの子会社であるカントー火力発電株式会社(Can Tho Thermal Power Company Limited)が、ベトナム南部の都市カントーよりメコン川(ハウ川)を遡上した地点に建設するもの。当社が2005年末にフルターンキー契約で受注した1号機に続く増設案件として計画されたプロジェクトで、メコンデルタ地域の近代化を目的として、1号機建設の際と同様、国際協力機構(JICA)による円借款の供与が決まっている。

 ベトナムの電力需要は、同国の急速な経済成長を背景に急増しており、需要に供給が追いつかない状態が生じている。そのため、同国政府は電源開発を急ピッチで進めており、今回の発電所建設もそのような国家プロジェクトの一環。
 今回受注した蒸気タービンおよびボイラーは2号機の中核機器として、この地域の旺盛な電力需要に応えることとなる。なお、発電機は三菱電機が供給する。

 EVNは、同国商工省の傘下で発電・送電・配電事業を運営する国営企業。また、大林産業は韓国の大手建設会社。

 ベトナムでは現在、発電プラントや地下鉄など社会インフラ関連の大型商談が急増している。そのため、当社は2006年、ハノイに駐在員事務所を開設するなどして対応しているが、今回、オモン第1火力1号機の受注に続き、2号機でも主要機器の受注に成功したことから、それを弾みとして、さらに積極的な営業活動を展開し、同国の社会インフラ整備に貢献していく。
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Tags: 火力,アジア,パワードメイン
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