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マレーシア向け鉄道システムを初受注

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 三菱重工業は31日、住友商事株式会社の協力を得て、Mass Rapid Transit Corporation Sdn Bhd(MRT Corp)から、首都クアラルンプールに建設する地下鉄 1号線の鉄道システムを受注した。深刻化している都市部の渋滞解消に大きく貢献することとなるプロジェクトで、当社がマレーシアの鉄道案件を受注するのは今回が初めて。完成は2017年7月の予定。

 地下鉄1号線は、クアラルンプール市南東部の郊外から市中心部を抜けて北西部郊外に至る全長51kmを結ぶ路線で、今回受注したのはその中の軌道設備一式。当社は設計、機器供給および据付工事を担当する。受注金額は約220億円。

 クアラルンプールでは慢性的な交通渋滞が社会問題化しており、同国政府は鉄道路線の建設を進めているが、今回の1号線建設もその一環。政府はこれに続き、2020年までに2号線および3号線の建設を行うことを計画している。

 当社はこれまでフィリピン、インドネシア、台湾、ドバイなどにおいて、大規模な鉄道システム・プロジェクトをフルターンキー・ベースで取り纏めるなど、この分野で豊富な実績を有している。今回の受注はこれらの契約遂行能力を含む実績と信頼性が高く評価されたことによる。

 当社は今回の受注を弾みとして、今後も、成長の続くアジア地域をはじめ世界各国の都市交通向けに、さらに積極的な営業を展開していく。
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