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福島県いわき市で風力発電をテーマに出前理科教室を開催

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 三菱重工業は12月4日、出前理科教室を福島県いわき市立小名浜第一小学校で開催する。CSR(企業の社会的責任)活動の一環として5、6年生約120人に、風力発電を中心テーマに環境・エネルギーに関して当社の取り組みも交え解説するもの。国の大規模な洋上ウィンドファーム実証研究事業が進められている地元の子どもたちに、身近な存在になる風力発電について詳しく学ぶ機会を提供し、理解促進に努める。

 授業は小名浜第一小の体育館で午後1時25分から約90分間、当社原動機事業本部の社員が講師となり行う。前半は地球温暖化など環境・エネルギー問題全般について当社の事業を事例として紹介。後半は風力発電に焦点を絞り、その原理や多様な風車の種類、当社が手掛ける陸上・洋上風車などについてわかりやすく解説する。

 小名浜第一小は、いわき市周辺が炭鉱跡や石炭火力発電施設などに縁が深いこともあり、資源・エネルギーに関する教育に積極的に取り組んでいる。継続的なエネルギー教育を実践する学校を表彰する「電気新聞」(社団法人 日本電気協会)の「第7回エネルギー教育賞」(2012年度)で、最優秀賞に選定されたほか、資源エネルギー庁から「防災エネルギー教育モデル校」にも指定されている。

 浮体式洋上ウィンドファームの実証研究事業は、東日本大震災の被害からの復興支援に向けていわき市沖で2011年度に始まった取り組みで、丸紅株式会社を中心に当社らで構成する産学コンソーシアムが経済産業省から受託している。小名浜第一小では、同プロジェクトの存在を知って風力発電に関心を持ったことがきっかけとなり、今回の専門家による出前授業が実現することになった。

 一方、同プロジェクトで当社は、小名浜港で出力7,000kWの浮体式洋上風車の組み立てを計画している。このため、小名浜第一小からの要請に応える今回の出前理科教室を通じ、今後も地元との密接な関係の構築にも力を注いでいく。

 当社は、CSR行動指針の一つである“次世代への架け橋”に沿った活動として、2008年度から本社・事業所の所在地を中心に全国で、子どもたちの科学技術に対する興味を育む出前理科教室を開催。また、大震災の発生直後からは、自社のヘリコプターやジェット機を使った緊急物資輸送や各種義援金、ボランティア、チャリティミュージカルなどによる様々な被災地支援に取り組んできており、出前理科教室も積極的に活用していく。

     
 【理科教室の模様】


Tags: CSR,アジア,コーポーレート
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