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けいはんなエコシティ次世代エネルギー・社会システム実証プロジェクトにおける
「電気のかしこい使い方プログラム」の今夏の実施結果と今冬の実施概要について

関西電力株式会社
三菱電機株式会社
三菱重工業株式会社
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 関西電力株式会社、三菱電機株式会社、三菱重工業株式会社の3社は、「けいはんなエコシティ次世代エネルギー・社会システム実証プロジェクト※1」の一環として、7月23日から9月28日までの間、約700世帯の一般家庭を対象に「電気のかしこい使い方プログラム」を実施しました。

(平成24年7月17日 お知らせ済)

 本プログラムは、一般家庭を対象に情報通信技術を活用することでデマンドレスポンス※2に取り組んでいただくもので、参加者にお配りしたタブレット端末で電気の使用状況の「見える化」や節電のお願いの「お知らせ」をすることに加え、ピーク時変動料金「CPP※3」を平日料金単価の2倍、3倍、4倍の3パターンの単価とした場合、それぞれどの程度の電力需要抑制効果があるかを確認しました。その結果、電力需要抑制効果は、単価2倍の場合▲9.3%、単価3倍の場合▲11.7%、単価4倍の場合▲14.1%となりました。

 今夏については、全国的に節電がお願いされている状況下での取組みであったことから、この節電のお願いが電力需要抑制効果を押し上げた可能性がありますが、今後の取組み結果と比較検討を行うことで、引き続き電力需要抑制効果の検証を行ってまいります。
 なお、今冬についても、デマンドレスポンスを実施し、引き続き本プログラムによる電力需要抑制効果について、分析・検討を行ってまいります。

※1 けいはんなエコシティ次世代エネルギー・社会システム実証プロジェクト:
 けいはんな学研都市は、平成22年度に経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証地域」の全国4地域の一つに選定されたことを受け、
 平成23年、本プロジェクトを立ち上げたもの。
※2 デマンドレスポンス:
 電力需給が逼迫する際に、供給者側からの要請に基づいて需要者側で電気の使用を抑制もしくは別の時間帯にシフトすることにより需給バランスを
 保つこと。
※3 CPP(Critical Peak Pricing):
 電力需要のピーク時間帯における料金を高くすることで電力需要の抑制を促す料金制度。

【今冬のプログラムの概要】

実施期間:平成24年12月17日(月)~平成25年2月28日(木)
デマンドレスポンス実施時間帯:平日18時~21時
CPP実施回数:30回程度(今夏の2倍程度) 


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