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中国に中小型蒸気タービン、舶用蒸気タービンの販売・設計会社を設立
青島タービンと合弁で

発行 第 5306号
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 三菱重工業は、中国の小型蒸気タービン大手である青島捷能汽輪機集団股份有限公司(Qingdao Jieneng Steam Turbine Group Co., Ltd.:青島タービン)と合弁で、中小型蒸気タービンおよび舶用蒸気タービンの販売・設計会社「三菱重工捷能(青島)汽輪機有限公司(Mitsubishi Heavy Industries Jieneng (Qingdao) Steam Turbine Co., Ltd.)」を設立することで合意し、契約を締結しました。グローバル競争力の強化をはかってシェアアップを目指すのが狙いです。営業開始は2013年3月の予定。

 合弁新社の資本金は3,100万元(約4億円)で、出資比率は当社51%、青島タービン49%。本社を青島市に置き、出力5万~20万kWの陸用蒸気タービンと同1万kW以下の舶用蒸気タービンの販売・設計を手掛けます。

 当社は今後、新会社を通じ、青島タービンに関連の製品に関するライセンス供与などを行う計画で、新会社は青島タービンが製造したタービンの拡販をはかっていきます。

 今回の新会社設立は、為替リスクを回避しながらグローバル体制拡大による受注力強化を目指す当社と、中型蒸気タービンおよび舶用蒸気タービン市場への進出を目論む青島タービンの思いが一致したことによります。

 青島タービンは1950年設立の老舗メーカーで、6万kW以下の小型蒸気タービンを中心に業界トップクラスとなる年間500台を製造しています。とくに工場・発電向け蒸気タービンに強く、大きなシェアを持っています。また海外でも、インドネシアやインドをはじめとするアジア市場で多くの納入実績を誇っています。従業員数は約2,300人。

 新会社は今後、両社の開発技術力と製造力を組み合わせた、グローバル競争力のある製品をアジア市場に投入し、積極的な販売活動を行っていきます。また、当社も新会社を最大限活用していく方針で、更なるシェア拡大をはかっていきます。
 当社はこれからも、青島タービンと良好な協調関係を維持しつつ、合弁新社の事業展開を全力で支援していきます。
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