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STX建設(大連)にデッキクレーンのライセンスを供与
当社技術製品の一層のシェア拡大を目指す

発行 第 5337号
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 三菱重工業は、韓国の造船大手、STX(STX Corporation)のグループ企業であるSTX建設(大連)(STX Construction(Dalian)Co., Ltd.、本社:中国・大連)にデッキクレーンの製造・販売権を供与することで合意し、ライセンス契約を締結しました。韓国、中国、欧州などに造船所を持つSTXグループ内に生産拠点を確保することで、当社技術によるデッキクレーンの一層の浸透をはかっていくのが狙いです。

 今回の契約締結は、2008年に中国・江蘇政田重工股份有限公司と、また、2013年1月に韓国・SPPマシンテックとそれぞれ締結したデッキクレーンのライセンス供与契約に続くものです。
 契約の対象となるのは、巻上荷重30トン、荷役半径26/28mの現行モデル2機種で、当社は油圧機械などのコンポーネント部品をSTX建設(大連)に供給していきます。

 船舶用デッキクレーンは、貨物船の甲板上に設置して、貨物の積み込みや陸揚げに使用する荷役機械で、当社は国内ではシェア40%を占める最大手です。
 今回の契約締結は、造船大国・韓国の一角を占めるSTXグループの造船所向けに当社技術によるデッキクレーンの浸透をはかりたい当社と、競争力のあるデッキクレーンをラインナップに加えたいSTXグループの思いが一致したことによるものです。

 STXグループは韓国の慶尚南道に本拠を構える同国を代表する企業集団です。造船業が主体で、韓国のほか、中国の大連や欧州に造船所を所有しています。
 STX建設(大連)は主な事業として、住宅ビルやリゾート施設などの建築プロジェクトや、クレーン、鉄構、鋼管杭、プラント機器などの製造、さらには、橋梁、道路、トンネルなどの土木工事を手掛けています。設立は2006年で従業員は900人。

 当社は今後も、STXグループとの良好な協力関係を維持・発展させ、世界市場での当社デッキクレーンのシェア拡大を実現していきます。

   
【ライセンス契約調印式の様子】


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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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