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三菱重工業は、海洋をテーマに活動する国際的NGO(非政府組織)である世界海洋協議会(WOC:World Ocean Council)に、日本から初めて加盟しました。海事産業を網羅した唯一の異業種交流組織であるWOCでの活動を通じて、海事産業に関する政策動向の把握や関連企業・団体との交流に力を注ぎ、各方面へ積極的に働きかけていくことで、これまでの浮体式洋上風力発電設備や洋上LNG(液化天然ガス)生産・貯蔵・積出施設(F-LNG)といった海洋分野のビジネスを拡大し、新ビジネス創出につなげていくのが狙いです。
当社のWOC加盟は、日本の企業・団体で初めてということに加え、造船事業を手掛ける会社でも世界初です。船舶・海洋事業部門だけでなく、当社の海洋に関わる複数事業部門が共同参画するかたちでWOCの活動に参加することで、これまで接する機会が少なかった業界とも交流。将来の新事業開拓に備えた人脈形成や情報ネットワークづくりに取り組むとともに、新たな視点からの技術開発にも力を注いでいきます。
WOCは、業界横断的な指導力を発揮し、責任をもって海洋を利用することで“持続可能な海洋”を実現していくことを目指して、2009年に設立されました。米国のホノルルに事務局を置き、海洋関連の提言立案のための専門機関として、国際連合に招かれるなど国際的に認知を得ています。
現在、欧米企業を中心に海運会社やエネルギー・資源関連企業、水産会社・団体、船級協会、洋上風力発電設備メーカー、観光会社など60を超える企業・団体が加盟。特に、英国のBP、米国のExxon Mobil、オランダのShell、フランスのTOTALや英国のRio Tintoといった世界の資源メジャーの多くが参加しています。
WOCは22日から、米国のワシントンDCで「Sustainable Ocean Summit」を開催します。当社は同会議への出席でWOCでの活動を実質的に開始します。
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。
詳しくは:
- 三菱重工グループのウェブサイト: www.mhi.com/jp
- オンラインマガジン SPECTRA: spectra.mhi.com/jp
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