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CSRをコンセプトに「スマートコミュニティ Japan 2013」に出展
ソリューション型ビジネスモデルにつながるニーズを発掘

発行 第 5366号
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 三菱重工業は、5月29日(水)から31日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「スマートコミュニティ Japan 2013」に、エネルギー・環境、交通など当社が手掛けるスマートコミュニティを構成する多様な技術・製品を展示します。CSR行動指針に沿った企画構成によるニーズ発掘型の展示となっているのが今回の特徴であり、現状から本格的なスマートコミュニティ実現までの時間軸や課題の提示などを通じ、来場者との活発なコミュニケーションを展開するのが狙いです。これにより、さまざまな技術・製品を組み合わせたソリューション型ビジネスにつなげていきます。

 展示は、当社の未来への取り組みを示した「テーマ」ゾーンを中心に、「エネルギー・環境」、「交通」、「見える化」の3ゾーンから構成されます。そこで展示される技術・製品は、当社CSR行動指針を基本とした「三菱重工 環境ビジョン2030」(2012年策定)に沿ったもので、持続可能な未来づくりに向け、エネルギーの安定供給(Energy security)、環境保全(Environmental protection)、持続的経済発展(Economic growth)の3E実現に貢献できるものです。
 完成された技術・製品だけでなく、技術的に実用化前のものについても、目標達成までの時間軸やクリアすべき課題を提示します。技術の新しい組み合わせや将来実現可能と考えられる技術による新しいソリューションの提案を通じて、地球にやさしい豊かな社会を持続させていくうえでの課題や解決法などについて、対話型プレゼンテーションも交えて、来場者と一緒に考え探っていきます。

 例えば、エネルギー・環境ゾーンでは、固体酸化物形燃料電池とガスタービン・コンバインドサイクル発電を組み合わせることで70%の高いエネルギー効率を狙える「トリプルコンバインドサイクル発電」の要素技術開発について展示。また、見える化ゾーンでは、発電プラントの遠隔モニター用で高い信頼性が実証されているITシステム「DIASYS Netmation」の簡素化版を活用した、工作機械などの省エネ支援システムの提案を行い、省エネソリューション実施例についても紹介します。さらに、人工衛星搭載用の放射線検出器の技術を応用した「放射性物質見える化カメラ」の用途提案なども行います。

 スマートコミュニティと関連技術に対する関心は、まちづくりを直接担う政府・自治体関係者や、大手企業関係者だけでなく、中小製造業やサービス業の間でも高まってきています。展示を通じてこうしたさまざまな来場者の関心や問題意識などを探り、スマートコミュニティ実現に向けた潜在ニーズの積極的な掘り起こしに努めていきます。

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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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