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LNGプロジェクト室を新設
幅広いLNG関連需要の開拓へエンジニアリングを横断的に統括

発行 第 5367号
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 三菱重工業は6月1日付で、LNG(液化天然ガス)関連設備・製品分野の市場開拓に向けた専門組織「LNGプロジェクト室」をエンジニアリング本部内に新設します。米国のシェールガス革命などを受けて世界的な高まりを見せるLNG関連製品の需要に機動的に対応するのが狙いで、当社のLNG関連の要素技術を含めエンジニアリングを横断的に統括して幅広いLNGチェーン※の多様なビジネスチャンスを追求していきます。

 LNGプロジェクト室は、各種LNG関連プロジェクトの基本計画や技術戦略の立案、およびプロジェクト管理に関する業務を担当し、受入基地などのEPC(設計・調達・建設)一括受注も可能な体制を整えていきます。

 当社はこれまで、LNGの受入基地、貯蔵タンク、LNG運搬船など豊富な関連設備・製品を手掛けた実績を有しています。最近この分野では、洋上LNG生産・貯蔵・積出施設(F-LNG)などの浮体式設備や中小型プラントなど、求められる設備・製品バリエーションも多彩になってきたことから、専門組織を開設することによって横断的な取りまとめを可能とし、LNGプロジェクト対応要員も増強することにしたものです。

 世界的にエネルギー需要が増加するなか、CO2排出量の相対的低さなどから高く評価されてきた天然ガスの重要性が、最近一層高まっています。米国を中心として経済性に優れたシェールガスの開発が進んでいることから、世界各地でLNG関連設備の新設計画や既存設備の改修プロジェクトが活発化しています。

 当社は、LNGプロジェクト室を通じて、新規参入分野を含めLNG関連設備・製品の需要開拓に注力していきます。

※LNGチェーンは一般的に、天然ガス田開発→LNG液化プラント→LNG運搬船→LNG受入基地のつながりを示しています。

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三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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