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三菱重工業の「燃焼排ガスからのCO2回収装置」が、一般社団法人 日本産業機械工業会が主催する「第39回優秀環境装置表彰」事業で「経済産業大臣賞」を受賞しました。長年にわたる技術改良により達成した高い装置信頼性と経済性、それに裏付けされた豊富な商業機納入実績、さらにはCO2回収・貯留(CCS)技術の地球温暖化防止に向けた有効性などが高く評価されたことによるものです。
当社のCO2回収技術は、関西電力株式会社と共同で開発した高性能な吸収液(KS-1TM)を用いる化学吸収法で、エネルギー消費量が大幅に少ないのが特長です。20年以上にわたって省エネ性の向上、吸収液消費量の削減、装置のコンパクト化などに取り組んできました。1999年から、天然ガスや重油焚きボイラー排ガスからのCO2回収装置を、世界各地の化学工場向けに10基納入、1基を建設中で、CO2回収装置の商用実績としては世界トップを誇っています。
また、CCS分野では、米国の大手電力会社サザンカンパニーと共同で、アラバマ州のバリー火力発電所に回収能力500トン/日のCO2回収装置を建設し、2011年6月から石炭焚き排ガスからのCO2回収・貯留実証試験を進めています。その他、ノルウェーの天然ガス焚き複合火力発電所向けに3,400トン/日の回収能力を持つCO2回収装置の技術評価プログラムを受注するなど世界のCCSプロジェクトへの参画を通じて、火力発電所向けのCO2回収プラント建設にも商用規模で対応できる体制を整えています。その他、生産性が低下した石油層にCO2を注入して生産増加をはかる石油増進回収(EOR)への利用も期待されています。
日本産業機械工業会の優秀環境装置表彰事業は、環境保全技術の研究・開発、ならびに優秀な環境装置(システム)の普及促進を目的に1974年度から実施されているもので、経済産業省の後援を得ています。全国の環境装置メーカーや環境設備エンジニアリング会社からの応募案件を、専門審査委員会で独創性、経済性、将来性など多様な観点から審査。経済産業大臣賞のほか、産業技術環境局長賞、中小企業庁長官賞、日本産業機械工業会会長賞が選ばれます。
当社は今回の受賞を励みとして、CO2回収技術のさらなる高度化に力を注ぎ、地球温暖化問題の解決に貢献していきます。
また、CCS分野では、米国の大手電力会社サザンカンパニーと共同で、アラバマ州のバリー火力発電所に回収能力500トン/日のCO2回収装置を建設し、2011年6月から石炭焚き排ガスからのCO2回収・貯留実証試験を進めています。その他、ノルウェーの天然ガス焚き複合火力発電所向けに3,400トン/日の回収能力を持つCO2回収装置の技術評価プログラムを受注するなど世界のCCSプロジェクトへの参画を通じて、火力発電所向けのCO2回収プラント建設にも商用規模で対応できる体制を整えています。その他、生産性が低下した石油層にCO2を注入して生産増加をはかる石油増進回収(EOR)への利用も期待されています。
日本産業機械工業会の優秀環境装置表彰事業は、環境保全技術の研究・開発、ならびに優秀な環境装置(システム)の普及促進を目的に1974年度から実施されているもので、経済産業省の後援を得ています。全国の環境装置メーカーや環境設備エンジニアリング会社からの応募案件を、専門審査委員会で独創性、経済性、将来性など多様な観点から審査。経済産業大臣賞のほか、産業技術環境局長賞、中小企業庁長官賞、日本産業機械工業会会長賞が選ばれます。
当社は今回の受賞を励みとして、CO2回収技術のさらなる高度化に力を注ぎ、地球温暖化問題の解決に貢献していきます。
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。
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