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東南アジアのごみ焼却施設市場開拓へシンガポールに営業拠点を開設

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 三菱重工業のグループ会社である三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社(MHIEC、社長:木村 和明、本社:横浜市西区)は8月1日付で、シンガポールに営業拠点を開設します。東南アジアで相次ぐごみ焼却施設整備計画の需要を開拓し、グローバル展開を加速するのが狙いです。三菱重工が同地域内各国・各都市に構える現地拠点と連携することにより、情報収集や現地協業交渉などを優位に展開、東南アジアを中国など東アジアに次ぐ重点市場に育てていきます。

世界最大級の処理能力を有する<br/>シンガポール/チュアス  サウス(Tuas South)<br/>ごみ焼却プラント
 営業拠点は、三菱重工100%出資のシンガポール法人Mitsubishi Heavy Industries Engineering & Services Private Ltd.(MIES)の事業部門「環境設備ビジネスユニット」として開設。当面はMHIECが駐在員1名を派遣します。
 三菱重工のアジア・パシフィック地域拠点を統括する三菱重工アジア・パシフィック総代表室(MHI-AP)とも連携し、ASEAN(東南アジア諸国連合)地域を中心に、全般的な市場・営業情報やごみ焼却施設整備動向の収集、現地企業との協業交渉など、案件の発掘や獲得に向けた各種の活動に取り組みます。このため、MIES、MHI-APのほか、三菱重工の現地法人や事務所の支援により情報ネットワークを整備。現地のごみ焼却施設整備計画で重要な立場を占める関係先との接点づくりなどを進め、地域内でのさらなる認知向上や信頼醸成をはかります。

 MHIECは、三菱重工が長年培ってきた環境装置分野の技術開発力と国内外にわたる豊富なごみ処理施設の建設・運営ノウハウを2008年に継承。多数の実績に基づく、建設から運営までの総合的ソリューション提案力を強みとしています。シンガポールでは、2000年に完成した1日当たり4,320トンという世界最大級の処理能力を持つごみ焼却施設をはじめ3件を受注するなど、東南アジアでは業界最多の納入実績を誇っており、地元からも高い評価を得ています。

 東南アジアでは現在、経済成長を背景にタイやインドネシア、マレーシアなどの都市部で大規模なごみ焼却施設の整備計画が相次ぎ、都市ごみ処理に対する投資の本格化が見込まれます。このため、日本を含めた海外の環境装置メーカーはこれら案件への対応準備に着手しています。
 MHIECは、中国・北京市に環境装置の営業拠点となる現地法人を昨年2月に開設したのに続き、今回シンガポールでも拠点を確保したことで、グローバル市場にも軸足を置いて事業拡大に力を注いでいきます。

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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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