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超臨界圧ボイラー/蒸気タービン各2基の中核機器を受注

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 三菱重工業は、インドのラジャスタン州電力会社(Rajasthan Rajya Vidyut Utpadan Nigam Ltd.:RRVUNL)が建設する高効率石炭火力発電所向け出力66万kWの超臨界圧※ボイラーおよび蒸気タービン各2基の中核機器を受注しました。ラジャスタン州の州都ジャイプールの南南西約300kmのチャブラ(Chhabra)に2基建設するもので、プラントは2016年後半から順次運転を開始する計画です。

 今回のプロジェクトは、当社がインドの建設・重機最大手のL&Tと設立した2つの合弁会社を通して受注したものです。このうち、ボイラーの製作・供給は合弁会社L&T-MHIボイラー社(L&T-MHI Boilers Private Limited)が、また、蒸気タービン発電機の製作・供給はもう一つの合弁会社L&T-MHIタービン・ジェネレーター(L&T-MHI Turbine Generators Private Limited)がそれぞれ手掛け、当社はこれら2社に対し蒸気タービンのローターやボイラー耐圧部などの中核機器を製作・納入する計画です。三菱電機も同様に発電機の中核機器をL&T-MHIタービン・ジェネレーターに納入します。取扱商社は丸紅です。

 RRVUNLはラジャスタン州政府所有の発電会社です。2000年7月にラジャスタン電力庁を再編成して発足したもので、経済発展に伴い急増する州内の電力需要を賄っています。

 ボイラーと蒸気タービンの合弁2社は2007年の発足以来、順調に事業を拡大、これまでの受注件数は今回の受注を含め、超臨界圧ボイラーが5サイト向け計13基、蒸気タービンが6サイト向け件計15基に達しています。
 当社は今後も、この合弁事業を通じて、高効率石炭火力発電設備の受注活動を積極的に展開し、インドでの安定的な電力供給とCO2排出抑制などの環境改善に貢献していきます。

※超臨界圧=水は374℃、22.12Mpa(大気圧の約220倍)の臨界点を超えた環境下で、液体と気体の両方の性質を備えた活発な状態(超臨界水)となり、水蒸気に連続して変化します。超臨界圧のボイラーおよび蒸気タービンは、この臨界点を超える約600℃、大気圧の約250倍の状態で運転します。
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