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東京大学生産技術研究所、ボーイング、三菱重工、川崎重工、富士重工

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2013年11月12日 東京発 東京大学生産技術研究所 (以下 東大生研),ボーイング、三菱重工業、川崎重工業、富士重工業(以下 設立企業)が経済産業省と共に推進する産学官連携による製造技術に関する共同研究開発プロジェクトに、この度、新たに5社の加入が決定しました。

今回新規加入したのは、DMG森精機株式会社、オーエスジー株式会社、住友電工ハードメタル株式会社、三菱マテリアル株式会社、東レ株式会社の5社で、本日、東大生研が実施した記者会見で発表されました。

当プロジェクトは航空宇宙業界に限らず、様々な産業を対象にした革新的製造技術を開発し、世界をリードすることを目標にしています。設立企業が航空機製造に携わっていることから、まずは2012年より航空機の機体製造技術の共同研究から着手しており、チタンの切削技術等、既に現場から成果の声が上がっています。

2013年4月にはCMI (CMI: Consortium for Manufacturing Innovation) としてコンソーシアムが正式に発足し、同時に教授4名、准教授2名、助教授・特任研究員6名、その他支援職員を含めた総勢19名による「先進ものづくりシステム連携研究センター」を東大生研内に立ち上げ、他にも外部3大学、1研究機関の協力も得ながら研究を本格化させています。

これまで、「ものづくり」と呼ばれる製造技術は経験に則したスキルが重視される分野でしたが、当プロジェクトでは、第一段階として製造技術を製造科学に昇華し、理論展開することで広い分野に適用出来る理論体系を構築、次段階で製造科学を製造技術に戻すことで実用化し、共通する多くの課題を迅速に解決することを目指します。

この研究開発は、実経験が豊富な企業内研究者と、日本の製造技術を牽引する組織である東大生研とが協力してこそ実現するものであり、今回、新規に5社が加入したことで、研究の幅をより広く、より深く掘り下げることが可能となり、多岐にわたる革新的製造技術の実現に向けた大きな前進となります。

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