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モーターグレーダー事業を譲渡

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 三菱重工業は、モーターグレーダー事業をトルコの建設機械大手であるヒドロメック社(HIDROMEK INC.、本社:アンカラ)に譲渡することで同社と合意しました。ドメイン制導入に伴う事業の“選択と集中”を推進したい当社と、製品ラインアップを拡充することで、事業の拡大を目論むヒドロメック社の思いが一致したことによるものです。

 今回の合意は、整地作業に用いる建設機械であるモーターグレーダー事業を有償で譲渡するものです。譲渡の範囲は、モーターグレーダーの技術・設計、サービス事業のほか、これまで主として中東・東南アジア向け製品の供給を担ってきたタイの生産拠点であるMHI-Pornchai Machinery Co., Ltd.を含んでいます。

 当社はタイ生産拠点の譲渡に当たり、全株式をヒドロメック社に譲渡しますが、今後も一定期間、ヒドロメック社に対する技術サポートや部品の供給を行っていきます。また、国内外の顧客に対するアフターサービスサポートについても、ヒドロメック社と協力しながら一定期間実施していく方針です。

 ヒドロメック社は、バックホーローダーや油圧ショベルでトルコトップのシェアを持つ建設機械メーカーです。同国内4ヵ所に生産拠点を持ち、全世界35ヵ国に代理店網を構築しています。売上高は約3億4,200万ドル(2012年)で、従業員数は約1,400人。

 当社は2012年第1四半期に、油圧ショベルなどの建設機械事業を米国キャタピラー社に譲渡して以降も、モーターグレーダー事業を堅調に維持してきましたが、事業の“選択と集中”の一層の推進をはかるため、事業譲渡を決定しました。

 当社は今後も、高い成長が見込めるコア事業への経営資源(リソース)投入を加速し、グローバル市場で真に競争力のある企業への飛躍を目指していきます。

 
【調印式の模様】


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長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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