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けいはんなエコシティ次世代エネルギー・社会システム実証プロジェクトにおける
「電気のかしこい使い方プログラム」の今夏の実施結果と今冬の実施概要について
「電気のかしこい使い方プログラム」の今夏の実施結果と今冬の実施概要について
関西電力株式会社、三菱電機株式会社、三菱重工業株式会社の3社は、「けいはんなエコシティ次世代エネルギー・社会システム実証プロジェクト※1」の一環として、昨夏、昨冬に引き続き、今夏についても約700世帯の一般家庭を対象に「電気のかしこい使い方プログラム」を実施しました。 (平成25年7月3日 お知らせ済)
このことから、CPPの需要抑制率が減少したのは、今夏は昨夏のような全国的に数値目標を伴った節電要請の中での実証環境ではなかったことや、今夏は昨夏に比べて気温が高く推移したことによりエアコン等の電気使用量が増えたこと、また、実証が2年目となり、日頃からピーク時間帯において、ベースとして実施している節電行動が定着したことにより、CPP実施時に追加の節電手段が少なかったことなどが影響したものと考えております。
【今夏実証の結果】
「DR」の各種手法 | 需要抑制率 (13時~16時間帯) | ||
今夏 | 昨夏※ | ||
時間帯別料金「TOU」 | 平日20P/kWh | ▲7.6% | ▲ 7.3% |
ピーク時変動料金「CPP」の効果 | 平日の2倍(40P) | ▲3.7% | ▲11.3% |
平日の3倍(60P) | ▲5.5% | ▲13.6% | |
平日の4倍(80P) | ▲7.1% | ▲15.9% |
※今夏と同じ気象条件下(気温35℃、湿度50%)にてデータを抽出。
また、今夏については、新たな施策である省エネコンサル※5による電力需要抑制効果についても確認しました。その結果、省エネコンサルによる需要抑制率(7時~23時間帯)は▲2.9%、「TOU」・「CPP」を実施したグループにおける省エネコンサルによる需要抑制率は▲12.7%であり、省エネコンサルによる需要抑制効果が見られました。
今冬についても、引き続き、本プログラムによる需要抑制効果の確認を実施してまいります。
【今冬のプログラムの概要】
・実施期間:平成25年12月2日(月)~平成26年2月13日(木) |
※1 けいはんなエコシティ次世代エネルギー・社会システム実証プロジェクト:
けいはんな学研都市は、平成22年度に経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証地域」の全国
4地域の一つに選定されたことを受け、平成23年、本プロジェクトを立ち上げたもの。
※2 デマンドレスポンス(DR):
電力需給が逼迫する際に、供給者側からの要請に基づいて需要者側で電気の使用を抑制もしくは別の時間帯
にシフトすることにより需給バランスを保つこと。
※3 TOU(Time of Use Pricing):
季節別や時間帯別で料金を固定した料金制度のこと。
※4 CPP(Critical Peak Pricing):
電力需要のピーク時間帯における料金を高くすることで電力需要の抑制を促す料金制度のこと。
※5 省エネコンサル(省エネルギーコンサルティング):
電気の使用実績やライフスタイルに応じて、省エネや節電方法を具体的にアドバイスすること。
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