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ビル用冷暖フリーマルチに更新専用モデル「R-LXR4シリーズ」を投入
既設冷媒配管の再利用が可能、高い省エネ性と施工性を実現

発行 第 5474号
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 三菱重工業は、ビル用マルチエアコン「冷暖フリー(Hyper Multi)LXR4シリーズ」に、既設の冷媒配管が流用可能な更新専用モデル「R-LXR4シリーズ」を新開発し、3月より受注を開始します。既設冷媒配管が流用可能なことに加え高効率化も実現、高い省工事性と省エネ性を有した新時代に相応しいユニットとして幅広い更新ニーズに応えます。

 ハイパーマルチR-LXR4シリーズは、8馬力から14馬力までを単独機、16馬力から30馬力までを大小2母形の組合せ機で構成し、全12機種をラインアップします。

 高効率化のため、集中巻きモーターを採用した圧縮機を搭載。モーター巻線部での損失低減により、特に中間性能(定格能力の約半分)領域で大きな省エネ効果を獲得しました。また、圧縮機のスクロール構造にマルチポート機構を採用することで圧縮工程における圧縮機内圧力バランスを最適化して高効率化を実現しています。

 施工性では、更新時においてシステム規模を拡大したいというニーズにも応えられるよう室外ユニットから最遠室内ユニットまでの冷媒配管長制限を余裕の実長160m(相当長185m)としたほか、配管総長510mを実現しました。室内、室外ユニット間高低差制限は50m(室外ユニット上方設置の場合)、室内ユニット間高低差制限も18mとし、高層化している都心部のビルでの更新にも十分対応できる仕様にしています。
 電装品箱は、観音扉構造を採用し、基板へのアクセスを容易にしたほか設置後の保守サービス性も向上しています。

 当社は、これからもR-LXR4シリーズのような環境性能に優れた高付加価値商品の開発を通じて空調機市場のニーズの期待に応え、人々の暮らしの質の向上に貢献していきます。


更新専用モデル「R-LXR4シリーズ」の室外ユニット
(左)小母形、(右)大母形

製品ページ

 


Tags: 生活,アジア,I&Iドメイン
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