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東日本大震災の遺児たちへの心理的サポートを支援

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 三菱重工業は、あしなが育英会(玉井 義臣会長)が東日本大震災で遺児となった子どもたちの心理的サポート施設として建設する「東北レインボーハウス」の建設費用として1億5,000万円を寄付するとともに、当社製空調機を寄贈しました。大震災の発生以来当社がグループを挙げて取り組んでいる復興支援活動の一環で、当社CSR行動指針に基づくものです。

【東北レインボーハウス外観】
 東北レインボーハウスは、宮城県仙台市の本施設、宮城県石巻市と岩手県陸前高田市のサテライト2ヵ所からなります。そのうち本施設の竣工式が1日、現地で開催されました。石巻サテライトは3月25日の竣工、陸前高田サテライトは6月の竣工を目指して工事が進んでいます。

 東北レインボーハウスは、2,000人を超える震災遺児たちに心のケアを施すとともに、ケアを担当するファシリテーターを養成することを目的としており、食堂や浴室などの宿泊機能、体育館のような広い多目的ホールや癒しの部屋などのケア機能、管理施設、送迎車両などを備えています。3拠点で広域的なフォローに取り組んでいきます。

 震災遺児の心のケアは、早期に着手するほど高い救済効果が見込めますが、被災地では建設に必要な資材の不足・高騰などにより工事が遅れ気味でした。このため、当社では三菱重工ビル用マルチエアコン22台、三菱重工ビーバーエアコン7台およびオプション機器の追加支援を行ったものです。

 あしなが育英会は1988年の発足で、病気・災害・自死・不慮の事故などさまざまな事情で親が死亡したり重度の障害を負ったりした家庭の子どもたちを国内外で支援しているNPO(非営利組織)です。名称は、米国のジーン・ウェブスターが著した小説「あしながおじさん」(Daddy-Long-Legs)にちなんでいます。レインボーハウスは、1995年に発生した阪神・淡路大震災の遺児たちをサポートした実績も持っています。

 当社は今後も、グループを挙げて被災地が復興しさらに発展していくための積極的な支援活動を継続していきます。


【遺児代表の挨拶】


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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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