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三菱重工業は1日午前、東京・港区の品川インターシティホールにおいて平成26年度の入社式を行いました。同日から当社の一員として社会人生活のスタートを切った新入社員に対し、宮永俊一社長が、ものづくり企業のトップとして、また社会人の一先輩として、激励のことばを贈ったもので、社長は当社社員としての心構えを示すとともに、若い社会人たちの今後の活躍に強い期待を表明しました。
<社長挨拶要旨>
【三菱重工業とは】
【三菱重工業とは】
- ○三菱の発祥は、明治3年に創業者の岩崎彌太郎が九十九(つくも)商会を興したことに遡りますが、当社が本格的に事業を開始したのは明治17年の長崎造船所開業からです。以来130年、国内外300社以上で構成する企業集団として社会や産業の基盤を支える多くの製品を手掛け、世界発展のために強い使命感を持ち事業展開しています。注目されている国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)は、来年初飛行の予定です。完成機まで製造する民間航空機事業への参入は我が国航空機産業の悲願であり、当社グループが担う使命の大きさを強く認識し、初号機の組立作業に全力を傾注しています。
- ○経済や社会システムのグローバル化に伴い激しく変化する事業環境下で発展するため、当社グループは従来の枠組みに囚われない戦略と施策を推進中です。一つは、経営プロセスの改革で、責任と権限が明確な個別事業ユニット制による事業運営と、その業績を一定基準で評価・管理することで全体バランスのとれた成長を目指すポートフォリオ経営が代表例です。組織体制改革の代表例が、9つの事業グループを「エネルギー・環境」「機械・設備システム」「交通・輸送」「防衛・宇宙」の4つのドメインに集約・再編したことです。大きくなったくくりの中で、人や資金などの優先配分を行い、最適成長を目指します。さらに、自らの力だけに頼らず他企業との協力や事業買収も成長施策としたことの目玉が、今年2月に設立した日立製作所との合弁会社「三菱日立パワーシステムズ」で、火力発電システムという両社の主力事業をあえて切り出し、グローバル・トップを目指します。
- ○「この星に、たしかな未来を」(Our Technologies, Your Tomorrow)
この言葉には、「地球環境を重視したグローバルな企業活動を通じて、世界規模での持続型社会実現に向けて貢献し続ける企業」となるという“志”が込められています。世界が抱える多くの課題を幅広い技術力で解決する「ものづくり企業」として、人々の夢や願いをかなえ、感動を与えていきたいと思います。
- ○「顧客第一の信念に徹し、社業を通じて社会の進歩に貢献する」
お客様のニーズに応え、社会の進歩に貢献していくことが全員の誇りで生きがいです。 - ○「誠実を旨とし、和を重んじて公私の別を明らかにする」
業務の透明性を高め、法令遵守を徹底して、社会的責任を積極的に果たしていきます。 - ○「世界的視野に立ち、経営の革新と技術の開発に努める」
当社グループの経営や技術の力を世界最高水準に保つ努力を続け、日本の技術立国の一翼を担っていくことが使命であり、今の時期にこそ皆で実践していきたいと思います。
- ○世界から認められる「企業人」、「社会人」となること
仕事に全力を注ぎ、お客様や仲間のために心を尽くして働くことで、世界が広がり深まります。また、国際語である英語を使えるように努力を継続してください。 - ○奥の深い「プロフェッショナル」になれ
仕事をよく理解し、確実・丁寧に遂行することがよい訓練となり、仕事の深さと広さ、複雑さが増しても経験を積み重ねることができます。そして「専門知識の習得」だけでなく「人々への指導能力」を高め、信頼・尊敬されるプロフェッショナルになってください。 - ○心と体の健康に気をつけて
生活の基盤である心と体の健康に気をつけて、自分なりに心身のバランスがとれた会社生活を心がけてください。
【入社式で挨拶をする宮永社長】
Tags: 経営,アジア,コーポレート
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。
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