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NTTと三菱重工が「社会インフラ×ICT」に関する研究開発連携に合意

日本電信電話株式会社
三菱重工業株式会社
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日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鵜浦博夫、以下NTT)と三菱重工業株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:宮永俊一、以下三菱重工)は、NTTの研究所が持つICT(情報通信技術)分野の研究開発成果を、三菱重工のエネルギー・環境、交通・輸送等の社会インフラ関連製品や国内外の工場・現場などに適用し、新たな価値創造を目指すことを目的に、本日、研究開発連携に関する基本契約について合意いたしました。

1. 連携の狙い

 NTTは、中期経営戦略「新たなステージを目指して」において、お客さまに選ばれ続ける「バリューパートナー」として、ICTを通じてパートナーの方々とのコラボレーションを図ることで、新たな価値を提供することを目指しております。現在、研究開発においても、異業種の様々な分野や業界のパートナーとのコラボレーションを通じて、「○○×ICT」といったCo-Innovation(共創・技術革新)の取り組みを推進しているところです。

 一方、三菱重工は、本年1月に全社のICT統括組織として「ICTソリューション本部」を設立し、ICTソリューション事業の新規発掘と拡大を目指すと共に、戦略的なアライアンス等を活用して、先端的な通信・情報処理分野などのICTを組み合わせて製品の競争力強化、製品開発のスピードアップを推進しています。

 今回の研究開発連携によって、三菱重工の多様な社会インフラ関連製品および製造現場に、NTTの研究開発成果を活用し、「社会インフラ×ICT」による新たな価値創造をスピーディに実現いたします。

 

2. 研究開発連携の内容

 今後、両社では、以下の具体的な検討テーマから共同開発や共同実験などの活動を進めていきます。

(1)光ファイバ・センサ分野
 NTTが通信分野で培った光ファイバやレーザ技術及び電波の計測技術、さらに、生体情報計測技術などを活用し、三菱重工の製品の保守運用や製造現場等への適用可能性を検討していきます。

(2)ビッグデータ分野
 三菱重工の製品の稼働状況や、コールセンタにおけるお客さまの声などのビッグデータを対象に、NTTのビッグデータ処理・分析技術の適用可能性を検討していきます。

(3)AR/メディア処理分野
 三菱重工の国内外の工場や現地工事現場などにおけるサポート者と作業者との遠隔コミュニケーションや作業効率向上に対して、NTTのAR(拡張現実)技術や映像・音声等のメディア処理技術の適用可能性を検討していきます。


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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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