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16気筒ディーゼル・ガスエンジンの生産・販売1万台を達成

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 三菱重工業は、主力機種である16気筒のディーゼルエンジンおよびガスエンジンの生産・販売累計で1万台を達成しました。1989年に販売を開始して以来、高出力で燃費性能に優れる点などが高く評価され、24年間で大台を突破したものです。これを励みとして今後は、高性能エンジンのラインアップ拡充に努め、さらなる拡販に取り組んでいきます。

【GS16R2ガスエンジン】
 1万台達成を記念して、製造拠点の相模原地区本工場(相模原市中央区)では4日、当社製エンジンのユーザーや販売提携先、当社関係者など多数が出席して、式典が開催されました。

 当社の16気筒エンジンは、ディーゼルエンジンの「S16Rシリーズ」とガスエンジンの「GS16Rシリーズ」で構成されています。まず、ディーゼルエンジンの開発を行い、ガスタービンエンジンが主流だった高速艇向けに経済性に優れた製品を投入。さらにガスエンジンの開発により、ラインアップを順次充実させ、用途およびユーザーを拡大してきました。出力範囲は、1,000~2,000kWをカバーしています。

 当社は現在、S16Rシリーズについて発電・コージェネレーション市場向けに、排ガス中の有害物質を削減できるコモンレール方式※の電子制御システムを採用し、厳しさを増す排ガス規制に対応する新型ディーゼルエンジンの開発にも取り組んでいます。積極的な営業活動との相乗効果により、国内外でのシェア拡大に力を注いでいきます。

※コモンレール方式は、世界的に厳しさを増す排ガス規制に対応するために開発された燃料噴射システムです。高圧の燃料がコモンレールによってエンジンの各気筒に分配され、そこに装着されたインジェクターにより、燃料噴射量および噴射時期が正確にコントロールされ、排ガス中の有害物質を低減できる仕組みです。

1万台記念式典で開会挨拶をする川井光彦エンジン事業部長
1万台記念式典で開会挨拶をする川井光彦エンジン事業部長


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三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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