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中国EMTE-EASTPO(上海国際工作機械見本市)に歯車研削盤や門形五面加工機を出展

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 三菱重工業は、中国・上海市で7月14日(月)から17日(木)まで開催される「EMTE-EASTPO 2014 上海国際工作機械見本市」に、歯車研削盤と常熟市(江蘇省)の工作機械工場で生産している門形五面加工機を出展します。中国市場は2013年、自動車の生産・販売台数がともに初めて2,000万台を突破し、今後も拡大基調が続くとみられている世界最大の工作機械市場です。一方で、沿海部では労働コストの上昇などを背景に各種製造現場の生産効率アップや高精度化に対するニーズが高まっています。今回の出展ではこうした状況を踏まえ、多様な歯車生産に向けた総合提案力と大型部品の高い加工能力についてアピールします。

■展示内容
・歯車工作機械 歯車研削盤「ZE24B」(実機展示)
・大形工作機械 門形五面加工機「MVR30」(実機展示)
・歯車加工用各種切削工具および加工ワークサンプルの展示

■歯車研削盤「ZE24B」および門形五面加工機「MVR30」について
 歯車研削盤は焼き入れ後の歯車を仕上げ加工するもので、ZE24Bは最大外径240mmまでの歯車に対応しています。高速・高精度の加工ができ、ワーク交換などに必要な非加工時間も短いことから、自動車の変速機構などに用いられる精密な歯車の生産性を高めることができます。当社は、中国常熟工場で現地生産するホブ盤やギヤシェーパと組み合わせることで、粗加工(歯切り)から仕上げまでの生産体制構築を提案していきます。
 MVR30は、パワフルかつ高速・高精度に加工する能力を持ち、幅2,000mm×長さ6,000mmのテーブルに載せられるワークに対応しています。産業機械や建設機械、自動車金型など大型部品や半導体製造装置などの幅広い分野に対応したラインアップ展開をしています。

■「EMTE-EASTPO 2014 上海国際工作機械見本市」とは
 EASTPOは、北京市で1989年以来隔年開催されている「CIMT 中国国際工作機械展覧会」と並ぶ、中国で最大級の国際工作機械見本市です。1999年以来毎年開催されており、上海市、江蘇省、浙江省を中心とする華東地域に多い自動車、建機、産業機械などの製造関係者が多数来場します。今回から国際ロボット・欧州工作機械見本市との併催となり、EMTE-EASTPOとして、上海新国際展覧センター(SNIEC)を会場に開かれます。

■常熟工場について
 常熟市にあるシェアドファクトリー方式の工場で、2011年にホブ盤の生産を始め、ギヤシェーパ、門形五面加工機と、生産品種および機種を拡大。7月には歯車工作機械の出荷100台を達成する予定です。さらに、今年度はシェービング盤の生産追加、自動搬送装置による歯車ライン化システムの生産に着手、日本と同等の製品・品質・サービスを提供できる拠点としての体制を強化していきます。

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長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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