ボーイング787向け複合材主翼の増産へ
下関造船所と名古屋航空宇宙システム製作所の工場を増設

　下関造船所では航空機工場を拡張し、複合材を積層した後に高温高圧で焼き固めるオートクレーブ（複合材硬化炉）等を増設すると同時に、名古屋の大江工場では、複合材主翼の主要部品である外板を製造する複合材工場に複合材テープを積層する自動積層機等を増設、主翼組立を行う組立・塗装工場を拡張し、自動穴あけ機、塗装ロボット等を順次改修・増設していきます。

　当社は、787の複合材主翼の生産を担当。2007年5月に787－8型の主翼を初出荷して以来、順調に生産に取り組んでいます。当社は787向けの生産能力増強、高品質の複合材主翼の供給を通じて787プロジェクトの一翼を担って、民間航空機事業の拡大につなげていきます。