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鉄道車両用シート「G-Fit」が2014年度グッドデザイン賞を受賞

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 三菱重工業が設計・製造する、東京臨海副都心を走る新交通システム「ゆりかもめ」の新型車両「7300系」に採用された鉄道車両用シート「G-Fit」が、「2014年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。G-Fitはこれからの都市交通車両用シートとしてあるべき姿を提案したものです。

◆鉄道車両用シート「G-Fit」の概要
 都市向け鉄道車両は効率的でフレキシブルな人員輸送のために通路や立席がより多く確保できるロングシート※配列が採用されています。従来のロングシートは背もたれが低く、加速・減速・カーブなどの揺れに対して、着座する人の上体を安定的に保持することができませんでした。今回当社が開発したG-Fitは、バケット形状のバックレストを肩の高さまで伸ばし、さらに15度後ろに傾斜させることによって上体の保持性能を高めました。また、座面の前面をわずかに上げたことによって、座った乗客が踵を引く動作を自然に行い、脚を投げ出しにくくするなど、都市交通車両用シートとして、疲労の軽減、プライバシーの確保とマナーの向上に役立つことを狙った製品です。
※車両の左右の窓を背にして座る長い座席になります。

サイズ:(座席幅)460mm、(座面長)449mm、(バックレスト長)581mm
◆審査委員による「評価コメント」
 従前の車両シートのすわり心地を革新するデザイン。移動体には必ず発生する揺れの特徴を解析し、姿勢の安定保持の課題を抽出、背中のホールドポイントを最適化することで、利用者が自然な形で収まるシートをデザインすることに成功している。次世代の公共交通シートのまさにスタンダードとなるであろうデザイン。
◆その他
 10月31日(金)から東京ミッドタウンで開催される受賞展「グッドデザインエキシビション2014(G展)」会場で、G-Fitが本年度受賞作として紹介される予定です。
グッドデザインエキシビション2014(G展)
会期:10月31日(金)〜11月4日(火) 11時〜20時
会場:東京ミッドタウン(東京都港区)
グッドデザイン賞 ロゴ

<グッドデザイン賞について>
 グッドデザイン賞は、1957年に創設されたグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。これまで55年以上にわたって、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開され、のべ受賞件数は3万9,000件以上にのぼります。今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞です。グッドデザイン賞受賞のシンボルである「Gマーク」は、すぐれたデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。


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三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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