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4年目を迎えた原子力工学講座 開講式を開催

三菱重工業株式会社
ベトナム電力大学
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三菱重工業とベトナム電力大学(Electric Power University:EPU)が実施している同大学原子力発電学科における原子力工学講座が、今年で4年目を迎えました。これを記念して5日、EPUで同講座の開講式が催されました。

記念の式典には、ベトナム電力公社(Vietnam Electricity:EVN)グエン・クン・ラム副社長のほか、ベトナム商業工業省、科学技術省、教育訓練省の代表者、在ベトナム日本大使館 大東道郎参事官など多数の来賓が列席。主催者側からは、EPU ダム・スアン・ヒェップ学長と三菱重工 飯田将人 エネルギー・環境ドメイン 原子力事業部副事業部長が出席しました。

EPUはベトナム教育訓練省より原子力人材育成強化大学として指定されているベトナム電力公社傘下の大学で、2010年8月に原子力発電学科を創設しました。同学科は国内に導入される原子力発電所で働く技術者の育成を目的として、原子力発電所の運転・保守に関する実務的な教育を行っています。三菱重工は創設当初からカリキュラムの作成に協力するなど、学科の基盤構築に寄与してきました。

三菱重工はこれまで日本国内で24基の加圧水型(PWR)原子力発電プラントを建設し、電力会社への運転・保守サポートを提供してきましたが、それらの経験を持つ技術者から直接、実務的な知識を習得できるのが本講座の特徴です。

同学科の第一期生たちは来年5月に卒業を予定しており、原子力関連分野などでの活躍が期待されています。

三菱重工は、ハノイ工科大学でも原子力分野の人材育成のための講座を設けており、11月初めに同様の開講式を開催しましたが、三菱重工はこれからもこのような取り組みを継続していく方針です。

三菱重工とEPUは今後も、ベトナムにおける原子力分野の人材育成と原子力発電導入のための基盤づくりに貢献していきます。


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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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